今回は、「御朱印」というより「御城印」、「登城記念証」になるのですが、尼崎市が新名所としてアピールする尼崎城に初めて行ってみることにしました。
尼崎城へ

阪神尼崎駅の東南、尼崎市立中央図書館の北側にそびえ立つ尼崎城。
ミドリ電化の創業者の方が発祥の地である尼崎市に恩返ししたいとの思いで、10億もの私財を遣って、再建されて3周年を迎えました。
まだまだ寄付金募集中で、一口城主や瓦に名前を刻んでもらえる企画もあるそうです。
運営費も大変でしょうから、それはやむを得ないところかと。

ところで、すぐ下に立つと堀も浅く、「俺でも攻め落とせんじゃね?」と野望が沸いてきました。

そして、開けっぴろげの入口を見て、野望が確信に変わりました。
入場料500円を支払うと、「5Fから順にご覧ください」と案内していただけます。
5F 展望台
早速、エレベーターに乗って5Fに行くと、

5Fは展望台で、北側に阪神電車が走ってる姿が見えます。
たまに、相互乗り入れで近鉄電車も走っているので、別の日ですが、近鉄電車に遭遇したお子さんが、大はしゃぎしていました。
それほどレアではありませんけど。
4F 荻原一青展


4Fは尼崎市出身の荻原一青さんがデザインした日本全国のお城の手ぬぐい集。
荻原一青さんは存じ上げませんが、コレは、ちょっと欲しいかも…。
3F なりきり体験ゾーン


3Fは、なりきり体験ゾーンとして、忍者や殿様、お姫様、甲冑等を着用できるゾーン。
一人で番をしてたお姉さんに「今日は貸し切りみたいなもんなんで、ドンドン着てみてください」と勧められましたが、一人でコレ着てどうすんねん…と丁重にご辞退。
しかし、貸し切り状態はアカンやろと思いつつ、内心ではちょっと着てみたかったかも。
個人的には、着物の似合う人種だと思っております。
2F 体験コーナー・VRシアター


2Fは、火縄銃や日本刀の体験コーナー。
ゲーム感覚で、画面に映し出される的を撃ったり、竹を切ったりするわけですが、これはついついやってしまいました。
しかし、成績は、中くらいという、まあネタにもならない結果でした…。
竹のスピードとか途中からどんどん加速するんで、テトリスかよって感じでした。
その他、2FにはVRシアターが設置され、人間国宝:桂米朝さんのご子息で落語家の桂米團治さんが、近松門左衛門に扮して(声だけですが)当時の様子・賑わいを伝えてくれます。
これは面白かったです。
ホントに城下町が広くて、城内が堅く護られていたことがわかる映像でした。

シアターを出たら、東照大権現様がいらっしゃいました。
尼崎城は大阪城の西の城塞、岸和田城は南の城塞として、徳川幕府により築かれました。
当時の尼崎城は、場内が甲子園球場の3.5倍あり、3重の堀を持ち、本丸には2重の付櫓を2棟付属させた複合式の四重天守と3棟の三重櫓が上げられていたため、本丸にたどり着くのもままならない大変強固なお城だったそうです。
そして、海から見える姿はたいそう美しく、琴浦城とも呼ばれていたそうです。
そっちの方が、趣が感じられて良い様に感じますが。
1F 街歩きゾーン・売店等
最後に1Fは街歩きゾーン。
床に映し出された尼崎市のマップを空中散歩するイメージですね。
しかし、できればココもVRで踏んだ地域の映像がリアルに見ることができれば、人気を博すんじゃないでしょうかと感じた次第です。

受付で書置きの御朱印(登城記念証)を頂戴しました。
お寺ではないだろうということで、神社用の御朱印帳に貼らせていただきました。
最近あちこちで尼崎市が「ジョーのある町尼崎」と謳ってますが、思ったより面白かったので、尼崎にお立ち寄りの際は是非、御登城ください!