関西御朱印 ブログ
今年から始めた御朱印収集巡りを紹介していきます。たまに閑話休題でペットやグルメ、友人夫婦の子育て日記などについても書き込ますので併せてお楽しみください。
大阪市 浪速区

ビリケン神社 久方ぶりに新世界を歩いてビリケンさんにお詣りしてきました

浪速寺を後にして、帰宅に便利なJR環状線を目指すのに、せっかくなので久しぶりに新世界を歩いてみようと思い、恵美須町に引き返しました。

ん?知らない間に、ビリケン神社ってできてるみたい。

ということで、帰り道がてら立寄ってみることに。

先日、松尾稲荷神社にて日本最古のビリケン様をお詣りしてきたところではありますが。

松尾稲荷神社については、コチラのページをご参照ください。

松尾稲荷神社 日本最古のビリケンさんを祀る提灯持ちのお稲荷さん|関西御朱印 ブログ (kimikan.com)

ビリケン神社へ

新世界

通天閣本通りの入り口から見た通天閣の様子です。

何か、最近すっかり鈍感になっていますが、またコロナ感染が激増している昨今、夜は赤く点灯しているのでしょうか?

町並みは、あまり変わらないなぁ、でも閉まってる店が増えたかな?閉店しちゃったのか、定休日なのか?

畑や荒地が主だったこの地の市街化が進んだのは1903年に開催された第5回内国勧業博覧会の会場敷地となったことがきっかけです。

「内国」とは銘打たれていましたが、実際には国内外からの最新技術が披露される「万国博覧会」に近いものがあり、5ヶ月間で入場者530万人を集める大盛況となりました。

内国勧業博覧会に併せて、日本橋筋3丁目以南が整備され、現在もでんでんタウンとして大阪の電気店の集まる場所として、有名になっています。

そして、内国勧業博覧会のために交通機関の整備が進み、南海電鉄は今宮戎駅南側に博覧会会場門駅、JR(国鉄)が天王寺駅西側に博覧会駅を開設し、来場者の利便を図りました。

博覧会終了後には両駅とも廃止されましたが、1907年に大阪財界有志が、恵美須町から浜寺までの鉄道敷設を申請し、1911年に阪堺電気鉄道が開業、大阪財界は恵美須町がターミナル駅として発展することを見越し、博覧会跡地を一大娯楽センターとする計画が立案されます。

日露戦争時には陸軍に使用されていた博覧会跡地は、東側約5万坪が大阪市により天王寺公園となり、西側約2万千坪が大阪財界出資の大阪土地建物会社に払い下げられ、1912年に大阪の新名所として「新世界」が誕生しました。

通天閣とルナパーク

新世界のコンセプトは、欧米を代表する二大都市であるパリとニューヨークの風景を模倣し、最新の文化や風俗を輸入・融合させるというものでした。

その象徴となったのが、通天閣とルナパークという二大施設でした。

まず通天閣は、パリの凱旋門の上にエッフェル塔を載せた様子を模したもので、

現在の通天閣とは外観が異なり、より南側に建てられました。

一方のルナパークは、1903年にニューヨークのブルックリンに建設されたルナパークを模倣した遊園地です。

日本初のルナパークは、東京浅草で開業し大人気でしたが、わずか8ヶ月で不審火により焼失してしまい、2つめのルナパークを新世界に建設したものです。

ルナパークには、絶叫マシーンやメリーゴーラウンドの遊具の他、ファンハウス、ミュージックホール、劇場、温泉スパ、動物舎等があり、現代のテーマパークに通ずるものだったと言われています。

そして、何より画期的だったのは、通天閣とルナパーク内のホワイトタワーをロープウェイで繋ぎ、観客がパークの入り口に向かう際に空中散歩を楽しめる様に設計されたこと。

これが、日本初の旅客用ロープウェイと言われています。

新世界の隆盛・衰退・現在

こうして華々しく開業した新世界は、1918年の飛田遊郭の開業、1919年の大阪国技館の建設も相まって、道頓堀や千日前に続く歓楽街として隆盛を極めました。

しかし、類似施設の開業の影響もあって、多額の運営資金を要するルナパークが営業不振のために1923年に閉鎖。

通天閣も脚下にあった映画館の火災により、損傷を受け、戦時下において敵軍の標的となりやすいことと金属類回収令の鉄材供出のために1943年に解体。

さらに、1945年の大阪大空襲により、新世界自体が壊滅的な損傷を受けました。

1956年になって、二代目通天閣が開業されますが、1958年の売春防止法による飛田遊郭の廃業により、新世界の歓楽街としての活気は薄れ、1961年の釜ヶ崎暴動により、界隈を歩くのがあいりん地区の労働者が大半となっていた新世界も風評被害を受け、「怖い街」として認知され、若者はキタやミナミ、隣接する天王寺・阿部野に流れ、映画館等の廃業も相次ぎ、1970年代以降は長期に渡り低迷が続きました。

しかし、1990年代頃からレトロな雰囲気が若者世代に再評価され、小説や漫画・ドラマの舞台となったり、テレビや雑誌で好意的に取り上げられることで、新たな観光地として評価され始めています。

そういえば、NHKの朝ドラ「ふたりっ子」の舞台にもなっていましたね。

周辺

通天閣の真下って天井画だったんですね。

二度づけ禁止で有名な、串かつだるま。

あちらこちらにビリケンさん。

王将棋士:坂田三吉も通天閣縁の有名人ですね。

ビリケン神社

距離にしたら全く大したことありませんが、新世界を堪能している内にすっかり遅くなりましたが、ビリケン神社に到着しました。

以上が神社の全貌という極小神社ですが、

直に御本尊のビリケンさんの足の裏を撫でて、願掛けするのが流儀です。

通天閣の展望台にいるビリケンさんが有名ですが、元々は先述のルナパーク内にビリケン堂があり、大人気だったそうです。

ビリケン神社は、新世界生誕とビリケンさんが新世界に来られて100周年を記念し、2012年に創建されています。

ところで、この地がルナパーク内のビリケン堂があった場所に当たるそうです。

JR新今宮駅へ

帰途は、ビリケン神社のすぐ南側にある

階段を上り、

スパワールドの前を通ってJR新今宮駅に向かいました。

スパワールドも開業して、すぐ1度来ただけですが、お元気そうで何より。

星野リゾートも建設され、この辺りもまたへんかしていきそうですね。

ビリケン神社 情報

大阪市浪速区恵美須東3-6-1

無休
参拝料 無料
参拝時間 24時間可能
御朱印 無し(八福神巡り専用スタンプ有り)
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ABOUT ME
kimikan
55才のおじさんです。 体調を崩して、今年1月末に退職し、現在無職の日々を過ごしています。 せっかくの機会を活かし、新たに始めた関西近郊の御朱印収集を中心に、愛するペットや友人の子育て日記、グルメネタ等について日々綴っていこうとブログを開設しました。 拙い文章ですが、どうぞよろしくお付き合いください。

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