関西御朱印 ブログ
今年から始めた御朱印収集巡りを紹介していきます。たまに閑話休題でペットやグルメ、友人夫婦の子育て日記などについても書き込ますので併せてお楽しみください。
滋賀県 大津市

三井寺(園城寺) Vol.2 伝説の彫刻士:左甚五郎の龍と近江八景:三井の晩鐘

三井寺(園城寺) Vol.2

今回は、あっさりと石段に辿りつき、金堂(本堂)に。

しかし、石段を上ってみると、側面だった…。(·∀·)

本堂域

教待堂

ということで、いきなり本堂に向かわず周りから見て回るのが私の習性。

教待堂には、智証大師が入山するまで三井寺を護持していたという教待和尚の像が安置されているそうですが、教待和尚は不思議な老僧で、智証大師を迎えるとともに井戸の様な石窟の中に姿を消し、後に智証大師がその石窟の上に一宇を建て廟としたものです。

極度の恥ずかしがり屋さん!?(·∀·)かと思いましたが、御年162歳の老僧は弥勒菩薩の化身だったと伝えられています。

ちなみに、その石窟は今も教待和尚の像を安置する須磨壇の真下にあり、昔から三井寺の僧が出家する際に剃髪した髪を窟内に納める伝統が残っています。

ところで、この教待堂を奥に進むと1601年に再建された国宝の客殿を有する子院の光浄院があったのですが、そんなこととは露知らず…。(·∀·)

智証大師像

智証大師こと円珍は、814年に現在の香川県善通寺市に生まれ、母は弘法大師の妹(もしくは姪)にあたる方と伝えられ、幼時から学際を発揮し神童と言われ、15歳で比叡山に入山し、初代天台座主義真に入門、19歳で国家公認の正規の僧となっています。

その後、比叡山の規定に従い十二年籠山行を終え、大峯山や熊野三山を巡る厳しい修行をし、853年には唐に留学し、6年間各地で修行に励み、青龍寺の仏全から密教の奥義を伝授されました。

858年に多くの経巻・図像・法具を携えて日本に帰国し、翌859年に大友氏の氏寺であった三井寺に入り、清和天皇より仁寿殿を賜り、「唐坊」(後に「唐院」)とし寺を再興し、整備して修行道場とするとともに、唐から請来した経典や法具を唐院に収蔵し、延暦寺の別院となります。

866年には太政官から伝法の公験(証明書)が与えられ、政府の公認を得たものとし、天台宗寺門派は、このときをもって開宗としています。

868年、円珍は天台宗最高位である天台座主に就任し、没するまで24年間に渡り、その地位にありました。

後に醍醐天皇から「智証」の大師号が贈られ、智証大師と呼ばれます。

閼伽井屋

コレ、もう背中が金堂とひっつくくらいの位置から撮影したら、こうなった次第。(·∀·)

中は暗いですが、コポコポと音を立てて泉が湧いており、天智・天武・持統三天皇の産湯に用いられたという泉は、三井の霊泉として国指定重要文化財になっています。

左甚五郎の龍

その泉を護る覆屋は、1600年に建立されたものですが、正面上部に日光東照宮の眠り猫で有名な伝説的な彫刻士である左甚五郎による龍の彫刻が施されています。

龍に関しては、結構あちこちで聞かれる伝説ですが、この龍も夜な夜な琵琶湖に出て暴れたために困った甚五郎が龍の目玉に五寸釘を打込み鎮めたと伝えられています。

尚、閼伽井屋の隣にはどなたかの寄進による菊が咲き誇っていました。

ついつい「犬神家の一族」を連想してしまいましたが…。(·∀·)

鐘楼(近江八景「三井の晩鐘」)

1602年に三井寺の長吏であった准三宮道澄により再建された鐘楼は、上方に格子を入れる等、一般的な鐘楼とは異なる造りをしており国指定重要文化財になっています。

内部に吊るされた巨大な梵鐘は、近江八景「三井の晩鐘」として知られ、宇治の平等院・高雄の神護寺とともに日本の三銘鐘に数えられています。

また、同じく三井寺に保管されている「弁慶の引摺り鐘」に倣い古式が良く伝えられておりその荘厳な音色は「日本の残したい音風景百選」に選ばれる等、高く評価されています。

ところで、この「三井の晩鐘」付近にある事務所でも「三井晩鐘」という御朱印を拝受することができるのですが、まさかの鐘撞きとのセット販売で800円…。

御朱印だけでは対応してもらえず、鐘撞きだけでも対応してもらえないというのに、何だか抱合せ販売みたいで、ココでは御朱印を頂戴しませんでした。

結構、行列になってたというのもありますが、たぶん別々なら両方やってました。(·∀·)

消費者心理を理解してもらいたいですな…。

三井寺(園城寺) 情報 by 関西御朱印 ブログ

滋賀県大津市園城寺町246

TEL:077-522-2238

無休
入山料 大人 600円 中・高校生 300円 小学生 200円(※各団体割引有り)
秋季特別拝観「百体観音」 500円
拝観時間 8:00~17:00(※最終入山 16:30)
納経所受付時間 8:00~17:00
初穂料 300円(「三井晩鐘」は鐘撞とセットで800円)
公式ホームページ 三井寺(園城寺) (miidera1200.jp)
本日のおすすめ商品(【ふるさと納税】【令和5年産先行予約】さくらんぼ 紅秀峰 秀品 2L以上 1kg入り1箱)
【ふるさと納税】FS20-122 【令和5年産先行予約】さくらんぼ 紅秀峰 秀品 2L以上 1kg入り1箱

今年、仙台の義姉から送っていただいたサクランボ紅秀峰がスゴク美味しかったので自力で先行予約しちゃおうかなと思案中です。(来年くれるかどうか不明なので。(·∀·))

シーズン終盤に収穫される紅秀峰は、大粒でパリッとした食感と酸味が少なく濃厚な甘さが特徴で、出回る期間は短いですが、近年大人気の様ですよ!(·∀·)b

ABOUT ME
kimikan
55才のおじさんです。 体調を崩して、今年1月末に退職し、現在無職の日々を過ごしています。 せっかくの機会を活かし、新たに始めた関西近郊の御朱印収集を中心に、愛するペットや友人の子育て日記、グルメネタ等について日々綴っていこうとブログを開設しました。 拙い文章ですが、どうぞよろしくお付き合いください。

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