清水寺を後にして、予定通り八坂神社に向かいます。
清水寺で相当時間がかかったので、この日の予定を消化できるのか少々不安。
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八坂神社へ
清水寺は五条で、八坂神社は四条なので距離も大したことないし、下り坂ということで、徒歩で向かうことにしました。
産寧坂
清水坂を右折して「産寧坂」を下るルート。
清水寺・八坂神社の他にも高台寺や法観寺といった観光名所もあり、結構な人出が行き来する産寧坂は、周囲に料亭や土産物店、陶磁器店が建ち並び、観光客の絶えない地域。
「文の助茶屋」も、結構な有名店。
名前の由来は、清水寺にある子安塔に「お産が安(寧)らかであります様に」と祈願に向かう人々が登る坂だったことから名付けられたとするのが有力ですが、子安塔参拝後にこの坂を下りながら再度安産を念じたために、「再念坂」とする説もあります。
しかし、最凶説は「三年坂」とも言われ、この坂で転ぶと三年以内に死ぬという説。
ちなみに瓢箪を持っていると、転んでも死なないらしいですが、持ってねえわ!
八坂の塔
足下に十分に注意すて転ぶことなく産寧坂を下り切ると、
眼前に「八坂の塔」が見えてきます。
コレは、八坂神社ではなく、聖徳太子建立の法観寺にあるもの。
国指定の重要文化財である五重塔ですが、この日の予定には入っていないのでパス…しようとしたら、「本日休館」ってことで向こうからパスされました。
南側石鳥居
そんなこんなで、無事に八阪神社に到着。
しかし、何度も来てますが、南側の石鳥居は初めて見ました。
ところで、1646年に建立された、この国指定重要文化財の石鳥居が、祇園祭の際の御神輿の出発点となります。
南楼門
中から見たことありますが、外側から南楼門を見るのも初めて。
こちらは比較的新しく1879年の建立ですが、同じく国指定の重要文化財。
八坂神社の表参道の正門に当たり、結婚式を行う際は、ここが出発点となります。
舞殿
南楼門を潜った先にある舞殿は、より新しく1903年に建立された国指定の重要文化財。
祇園祭の際には、三基の御神輿が奉安される他、結婚式や舞妓さんの舞踊等が執り行われる重要な役割を果たしています。
奉納されているたくさんの提灯をよく見ると、近隣の料亭や祇園花街の置屋さんからのものであることがわかり、祇園における八坂神社への信仰の高さが窺えます。
創建
社伝には二説が記載されているそうですが、歴史資料から有力とされるのは、876年に南都の僧であった円如が、この地にお堂にを建立し、天神(祇園神)が、東山の麓である祇園林の降り立ったことに始まります。
その翌年、疫病が流行し、祇園社に祈りを捧げたところ流行が収まったことから発展を遂げました。
1070年の太政官符には、「東は白河山、南は五条、西は鴨川、北は三条」とする広大な土地が八坂神社の境内として定められたという記録が残っています。
拝殿と主祭神
平日にも関わらず、この日もたくさんの参拝客で賑わう境内で舞殿の北側に位置する拝殿。
主祭神として祀られているのは、中御座に素戔嗚尊、東御座に櫛稲田姫命、西御座に八柱御神(素戔嗚尊の八人の子供の総称)です。
古くは祇園精舎の守護神とされる牛頭天王が主祭神でしたが、明治の神仏分離令により、日本では同一神とされる素戔嗚尊が、現在の主祭神とされています。
また、配神として東御座には、同じく素戔嗚尊の妻である神大市比売命、佐美良比売命が祀られ(一夫多妻制?)、西御座には、櫛稲田姫命の御両親である稲田宮主須賀之八耳神が祀られています。
御利益は、厄除け・災難除け、家内安全、商売繁盛、縁結び、学業成就、安産です。
本殿
現在の本殿は、1654年に徳川家綱により再建されたものですが、通常の神社では別棟とされる本殿と拝殿が一つの大屋根で覆われた「祇園造り」と呼ばれる独特の建築方式が用いられており、国宝に指定されています。
ところで、この本殿は青龍が棲む龍穴のある大きな池の上に建立されており、その龍穴は漆喰で固められているそうですが、大和の「気」が貯まる龍穴には開運の効果があるとされています。
この後、多数ある境内社をご紹介する予定ですが、またまた長文になってきましたので、八坂神社についても2回に分けさせていただきます。
八坂神社 情報
京都市東山区祇園町北側625
TEL:075-561-6155
無休
参拝料 無料
参拝時間 24時間可能
社務所受付時間 9:00~17:00
初穂料 300円~500円(※当面の間、書置き御朱印のみ)
公式ホームページ 八坂神社 (yasaka-jinja.or.jp)
本日のおすすめ商品①(京つけもの 西利 漬物セット)
祇園に行くとついつい買ってしまう西利さんのお漬物セットです。
御飯が、3倍美味しくなりますよ!