七宮神社の後、近くの神社を数社参拝した後、いよいよ神戸八社巡りの終着点、八宮神社を目指します。
六宮神社は、八宮神社の境内にあるそうなので、ココで神戸八社巡りコンプリートです。
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八宮神社へ
駐車場は無いとの情報だったので、200mほど離れたコインパーキングに駐車し、徒歩で八宮神社に向かいましたが、周囲は完全に住宅街という感じでした。
その一角に鎮座される八宮神社。
実は、コチラの鳥居に着いたわけではないのですが、その理由は後ほど…。
六宮神社
まずは、六宮神社にお詣りしようかと思ったのですが、
実は、六宮神社は八宮神社に合祀されてたんですね。
創建は不詳ですが、神戸八社巡りの他社同様、神功皇后が三韓征伐の帰途に生田神社を創建するに当たり巡礼した生田神社の八裔社の一つですから、かなりの歴史があるものと思われます。
生田神社の八裔社については、下記ページをご参照ください。
一宮神社 神戸八社巡り一柱目は、三宮駅から徒歩10分足らずの好立地 – 関西御朱印 ブログ (kimikan.com)
六宮神社は、元々は現在鎮座されている八宮神社から北西300mほどの位置にある廣嚴寺(楠寺)の前に鎮座されていたそうですが、1909年に楠高等小学校を新設することとなり、八宮神社の境内に遷座・合祀されたそうです。
御祭神は、天津彦根命と応神天皇。
天津彦根命は、天照大御神と素戔嗚尊の誓約によって生まれた五男神の内の一柱であり、厄除け・開運招福・商売繁盛等の御神徳があるとされています。
天照大御神と素戔嗚尊の誓約については、コチラのページをご参照ください。
一宮神社 神戸八社巡り一柱目は、三宮駅から徒歩10分足らずの好立地 – 関西御朱印 ブログ (kimikan.com)
応神天皇に関しては、六宮神社が旧坂本村の氏神様であったことから、坂本村に居を構えていた皇別坂本臣紀朝臣という方が、武内宿禰の末孫であったことから、ご先祖である武内宿禰がお仕えしていた応神天皇を同じ出雲の神として一緒に祀られたものと言われています。
ともに厄除けの守護神であり、古くから厄年を迎えた方の参拝が絶えない神社です。
八宮神社
一方の八宮神社ですが、拝殿の写真を撮り忘れるという大失態を犯しまして…
南側鳥居から撮影したチラ見せでご容赦ください。
でも、迫力ある狛犬(阿形さん)はしっかりと撮影しております。
八宮神社も古社であることは間違いありませんが、創建は不詳です。
元々は、現在の橘通りの現在は兵庫県弁護士会館となっている場所に鎮座されていましたが、1909年にその鎮座地に神戸市役所を新築することになったために、現在の地に遷座されています。
しかし、六宮神社が合祀されたのと同じ年に鎮座されているので、神戸市全体の都市化計画の一つだったのかも知れませんね。
八宮神社の御祭神は、熊野杼樟日命と素戔嗚尊。
熊野杼樟日命は、天津彦根命と同様に、天照大御神と素戔嗚尊の誓約によって生まれた五男神の内の一柱で、こちらも厄除けの守護神として名高い神です。
ところで、最後の最後にお父さんが登場!
ラスボス感が半端ないですが、素戔嗚尊をココに祀ったのは、紀伊国造となった紀朝臣と伝えられています。
素戔嗚尊も厄除けの神として名高いので、六宮神社を含め八宮神社全体が厄除けの守護神として崇拝されている次第です。
境内摂社
境内摂社として、白髭大神を祀る白髭稲荷社が鎮座されています。
境内
いつの日か、桜が満開となるのが楽しみですね。
再建記念の石碑がありましたが、読めない…。
阪神淡路大震災の際のものでしょうか?
御朱印
社務所にて、六宮神社・八宮神社の直筆御朱印を頂戴し、これにて神戸八社巡りコンプリートです!