当ても無く未知の地である東成区にやって来たわけですが、近隣400mほど北に八王子神社があるということで、JR森ノ宮駅に帰りがてら向かってみました。
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八王子神社へ
しかし、大阪にも八王子とつく名称がつけられた場所があるんですね。
一般的に八王子というのは、天照大御神と素戔嗚尊の誓約によって生まれた男神五柱と女神三柱(宗像三女神)のことを指します。
天照大御神と素戔嗚尊の誓約については、コチラのページをご参照ください。
一宮神社 神戸八社巡り一柱目は、三宮駅から徒歩10分足らずの好立地 – 関西御朱印 ブログ (kimikan.com)
途中で、小さな橋を渡ると間もなく、
八王子神社に到着しました。
今回は、無事に正面鳥居からの参拝です。
創建
社殿によれば、272年に浪速の東方を流れる平野川の右岸にある小松山という丘(現在地)に、旧本庄村の氏神として八王子大神他四柱を奉斎されたのが起源だそうなので、実に1950年前ということになります。
尚、この地は、神武天皇が生國魂神を祀った旧地であったとされています。
当初は、八王子稲荷社として、また椿の宮として人々に愛でられる地であったそうです。
その後、1872年に百済神社と改称、更に1909年に旧西今里村の氏神八剣神社を合祀し八王子神社と改められました。
拝殿と主祭神
ちょっと遠目から拝殿を撮影しました。
真近くからも撮影してみました。
そして狛犬(阿形さん)。
拝殿に祀られる主祭神は、八王子大神。
しかし、実はこの八王子大神は、前述の天照大御神と素戔嗚尊の誓約によって生まれた男神五柱と女神三柱(宗像三女神)のことではありませんでした…。
第七代天皇である孝霊天皇の第八皇子である雅武彦命のことだそうです。
第八皇子だから八王子という俗称からつけられた社名だそうです。
じゃあ「八皇子」で良いじゃんと思ってしまいましたが、こういう意外性に出会えるのも面白いものです。
しかし、実際、雅武彦命は大変武勇に優れた御神格をお持ちの神でもあります。
皆さんもご存じの「桃太郎」の鬼退治のお話は、この雅武彦命の御治績を元に作られた説話であると言われ、八王子大神は武勇に優れた厄除けの守護神として崇められています。
ところで、桃太郎と言えば吉備団子で岡山のイメージなのですが…。
尚、前述の様に八剣神社を合祀したこともあり、現在では八王子大神と併せて、宇賀御魂神、素戔嗚尊、奇稲田姫命、大己貴命が祀られています。
境内摂社
八立龍王を祀る八立龍王大明神。
八立龍王は、境内の池から昇天した龍王で、災難除けや家業発達の守護神として古くから崇拝されています。
熊鷹稲荷神を祀る稲荷社。
他に、白竜大王を祀る社があるそうですが、はて?
御神木
御神木です。
椿の宮と言われていたことを考えると椿の木なのでしょうか?
植物に疎い私にはわからないので、一度植物生理学の先生にお伺いしたいところですね。
ところで、八王子神社に合祀された八剣神社の跡地は、元々は仁徳天皇の皇居であった難波高津宮の守護神であり、境内には樹齢1000年を超す楠木があるそうです。
現在は、八王子神社の御旅所として「八王子神社御旅所の楠木」として大阪市の保存樹にしていされているそうですが、幹周11m、樹高25mという大層立派な楠木だそうなので、一見しておけば良かったと悔いる次第です。
境内
柄杓も用意された手水舎です。
遥拝所です。
吉田辰治先生顕彰碑。
矢倉一蔵翁顕彰碑。
申し訳ありません。
調べたのですが、御二方ともどなたかわかりませんでした…。
鶏の水舎?
申し訳ありません。
調べてすらおりませんので、ナゾですが、かわいいので撮影させていただきました。
御朱印
桃太郎のスタンプにピンクを塗った直筆御朱印を頂戴しました。
わたしの知り合いの植物生理学の先生は、自信満々に教えてくれるんですが、8割間違ってます。
ついにサイボーグ化しましたね。じゃあ、その先生の師匠くらいを紹介していただければありがたく存じます。