長岡天満宮の後は、無計画だったので、ちょいとご近所を検索してみると、何やら城跡公園がある様子で、そのご近所に本日二度目の「ぼけ封じ」の観音様を祀る寺院も。
ということで、その勝竜寺に向かってみました。
ところで、長岡天満宮の大通り沿いにある正面石鳥居を撮影できないものかと、二回正面からの道を突っ込んだんですが、信号がピタリと赤に変わらず、断念…。(·∀·)
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勝竜寺へ
勝竜寺城跡公園近くの勝竜寺は、ちょっと奥まったところにあり、カーナビの案内では辿り着くことができず、勝竜寺の看板のある駐車場に車を入れて、徒歩5分足らずで到着することができました。
しかし、後で知ったら、そこは案内看板があるだけの単なる月極駐車場だった…。(·∀·)
駐車場内に小さな祠があったので、てっきり…。
逆に、細い道を入ってくれば境内に駐車可能な様です。
止まっている車は、何やら作業中だった方の物ですけど。
創建
平安時代の806年、弘法大師により開基され、大師が唐の長安で修行した青龍寺の名を取って、恵解山青龍寺と名付けられました。
創建直後の嵯峨天皇の時代(809年~823年)には、勅願により、観音堂や九十九坊が建立されています。
その後、962年に大干ばつ・大飢饉が起き、村上天皇の命により住職である千観上人が7日間の祈祷を行ったところ、にわかに雨が降り出したことことから「龍神を呼び、龍神に勝った」という意味で、青龍寺から勝竜寺に改名されました。
勝竜寺城から徒歩5分ほどの位置にあるため、何度か兵火に罹り焼失・再建を繰り返しますが、最終的には1582年の本能寺の変で織田信長を討った明智光秀が、中国大返しの羽柴秀頼をこの地で迎え撃った山崎の戦いにより焼失しましたが、1634年に徳川家康が参詣したとの記録があるため、それまでには再建されたものと思われます。
本堂と御本尊
車が停まっていたので、斜めから撮った本堂です。
御本尊は、鎌倉時代に造られた国指定重要文化財の十一面観音で、その他、長岡京市指定文化財の仏像が安置されています。
ところで、御本尊の十一面観音ですが、普段は京都国立博物館に寄託されており、8月18日の観音大祭、11月第2第二日曜日のガラシャ祭のみ御開帳されるそうです。
春日神社
コチラが、長岡天満宮のページで兼務社とした春日神社。
長岡天満宮のページはコチラをご参照ください。
長岡天満宮 Vol.2 公園内で四方八方に道があって正面大鳥居に辿り着けず…|関西御朱印 ブログ (kimikan.com)
御祭神は、天津児屋根尊・姫大神・武甕槌神・斎主命の春日四神で、平安時代の末期1174年に九条兼実によって創建されたと伝わり、勝竜寺地区の氏神として祀られた様です。
1604年に再建された拝殿の様子です。
コチラの狛犬(阿形さん)には、1865年の銘がありますが、キレイですね。
御朱印は、長岡天満宮にて拝受することができます。
ぼけ封じ観世音菩薩
勝竜寺は、ぼけ封じ近畿十楽観音霊場の第三霊場ということで、総持寺に続いて本日二度目のぼけ封じ祈願となりました。(·∀·)b
修行大師像
真言宗の開祖である弘法大師が全国を行脚した際のお姿の像です。
お詣りする足下には、先代住職:浄運和尚が四国八十八ヶ所を巡りいただいたお砂が入っているそうです。
梵鐘
現在の梵鐘は三代目。
初代は大坂夏の陣の際に持ち去られ、転々とした結果、現在は豊能郡能勢町の真如寺に現存し、大阪府指定文化財になっているそうです。
しかし、真如寺には参拝に伺ったことがありますが、「勝竜寺からパクった梵鐘」とは書いてなかった…。(·∀·)
賓頭盧尊者
本堂前にいらっしゃったので、ここでも頭をナデナデして二重に「ぼけ封じ」させていただきました。
布袋尊
なぜか大小二種類の布袋様が微笑ましいですね。(·∀·)
智恵地蔵
智恵地蔵は、子供たちに知恵を授けてくださるお地蔵様だそうです。
キリスト地蔵
平成初期に国道の向かいの地に祀られていたお地蔵様だそうですが、正面に刻まれたお姿が、イエス・キリストの様に見えることから、いつからかキリスト地蔵と称して祀られる様になりました。
キリシタンとして有名な細川ガラシャ縁の地である長岡京に祀られることは、壮絶な生涯を遂げた細川ガラシャの菩提を弔うかの様です。
御朱印
門のところのインターホンを押すと、高校生くらいのお嬢さんが出て来られましたが、
まさかの女子高生御朱印ではなく、本堂の方から駆け付けた奥様に直筆の御朱印を頂戴しました。
総持寺では頂戴しなかった「ぼけ封じ」まで頂戴してしまいました。(·∀·)b
ところで、切り絵御朱印等もある様ですが、残念ながら売り切れの様で、見本が展示されていませんでした…。
勝竜寺 情報 by 関西御朱印 ブログ
京都府長岡京市勝竜寺19−25
TEL:075−951−6906
無休
拝観料 無料
拝観時間 9:00~16:00
納経所受付時間 9:00~16:00
初穂料 300円
公式ホームページ 京都府 | 真言宗 | 勝龍寺 (shoryuji-temple.com)
本日のおすすめ商品(【ふるさと納税】勝龍寺オリジナルハーブティーセット)
勝竜寺では、本堂にて定期的にヨガや切り絵の体験を開催していらっしゃいます。
本日は、そのヨガ終了後にホッと一息味わうというハーブティーセットをご紹介します!