坐摩神社へ
サムハラ神社を出ると、ココも何度か参拝しましたが、ブログ未掲載の大阪市のオフィス街:船場に鎮座する坐摩神社に迎いました。
10分足らずで着いたのですが、車では初めてでどうかなと不安の中、無料駐車場があってラッキーしました。(·∀·)b
正面石鳥居
人や車の往来が途切れず、なかなか苦労していつもは断念していたのですが、この日は帰り際に社号標も入った全体像を撮影することができました。
この鳥居、ちょっと変わった形をしていまして、大小3つの鳥居が横に組み合わさっているのが、おわかりになるかと思いますが、「三ツ鳥居」という珍しい形式だそうです。
創建
創建には諸説ありますが、神功皇后が三韓征伐より帰還した折に、淀川南岸の現在の天満橋の西方、石町付近に坐摩神を祀り、花を献じたのが始まりとされ、御子息の応神天皇の代に社殿が奉じられたと伝わります。
1582年、豊臣秀吉が大坂城を築城するにあたり、替地を命じられ、現在地に移転していますが、現在の地名である「渡辺」は元々の鎮座地の名が移されたものとされています。
ちなみに、全国に多数いらっしゃる「渡辺さん」や「渡部さん」等の姓の発祥地ともされています。
しかし、大阪に、そんなに渡辺さん溢れてないと思うのですが??
ただ、1988年に大阪市の旧南区と旧東区の統合による地名変更の際に、「渡辺町」が統合されて消滅することになった際には、渡辺姓の末裔で作られた「全国渡辺の会」が反対運動を起こし、丁目の後に「渡辺」を残すことで決着しています。
ところで、旧鎮座地とされる石町には、現在も坐摩神社の御旅所が置かれ、「神功皇后の鎮座石」と言われる巨石が置かれています。
拝殿と主祭神
お正月仕様で、殆ど見えません。(·∀·)
ということで、コレは前回の参拝時に撮影した写真です。
コチラは、今回斜めから撮影した写真です。
拝殿内の様子です。
1936年に新しく造営された社殿ですが、1945年の大阪大空襲で焼失し、現在の社殿は1959年に鉄筋コンクリート造で戦前の姿そのままに再建されたものとなります。
主祭神は、生井神(生命力のある井戸水の神)・福井神(幸福と繁栄の井戸水の神)・綱長井神(深く清らかな井戸水の神)・波比祇神(屋敷神・庭神)・阿須波神(足の神・旅の神)の五柱で、総称して坐摩大神とされています。
「坐摩(いかすり)」の語源についても諸説ある様ですが、土地または居住地を守り給う意味の「居所知(いかしり)」が転じたものとされています。
境内社
火防陶器神社
御祭神として、大陶祇神・迦具突智神を祀り、周辺の陶器問屋の守護神とされています。
ところで、大陶祇神は初めて聞くお名前ですが、別名は「賀茂建角身命」とのことなので、八咫烏さんに通じていきますね。
御由緒書きも陶器でできています。
燈籠も陶器でできています。
稲荷神社
火防陶器神社の横には、宇迦御魂神を祀る立派な稲荷神社があります。
そして境内右手にズラリと並ぶ境内社。
相殿神社
御祭神として、春日神・住吉神・大神受美・猿田彦命・大宮比賣命・多賀社・天御中主神・産霊神・直比神・諏訪神・事平社・大歳神を祀る相殿神社。
天満宮
御祭神として、菅原道真公を祀る天満宮。
大國主神社
御祭神として、大國主神・事代主神・少彦名神を祀る大國主神社。
繊維神社
御祭神として、天羽槌雄・天棚機姫を祀り、周辺の繊維問屋の守護神である繊維神社。
大江神社
御祭神として、神功皇后・応神天皇・武内宿禰を祀る大江神社。
その他境内
上方落語寄席発祥の地
初代桂文治が寄席を開いたことに因み、2011年に建立された上方落語寄席発祥の地の顕彰記念碑。
上方落語発祥の地は、生國魂神社でしたが、寄席は坐摩神社なんですね。
西鳥居
西側の鳥居の先には、稲荷神社が見え、
入口には、火防陶器神社の社号が掲げられています。
干支絵馬
新年初干支絵馬を拝見することができました。
御朱印
コチラの社務所で、
昨年頂戴した坐摩神社の直筆御朱印と、
今回、頂戴した火防陶器神社の直筆御朱印です。(·∀·)b
ところで、この立派な社務所の建物は、大阪府神社庁の建物の1F部分になるんですが、どっちがどっちに借りてるんでしょうね??
坐摩神社 情報 by 関西御朱印 ブログ
大阪市中央区久太郎町4丁目渡辺3号
TEL:06-6251-4792
無休
参拝料 無料
参拝時間 平日 7:30~17:30 土日祝 7:30~17:00
社務所受付時間 9:00~17:00
初穂料 500円
公式ホームページ 坐摩神社公式サイト〔大阪市・本町〕 (ikasuri.or.jp)
本日のおすすめ商品(VIVICANクッキー (ストロベリー&塩バター / キャラメル&ショコラ)(あす楽))
先日、お誕生日プレゼントとして頂戴したクッキーです。
「ほんの気持ち」を伝えるのにちょうど良いのと、缶がカワイイのでホントは女子がもらうべきかも知れません。(私は、とりあえず散華を入れてみました。)