安居神社へ
清水寺を納経所から真っすぐ境外に出てきたら、
やっぱり、さっき通って来た道でした。(·∀·)
ということで、清水寺には清水坂を上らずとも参拝できることがわかり、再度、少々南下して天神坂の下りの終点地である安居神社の入口に。
しかし、コレって石段…いや、裏口じゃん。
ということで、西側の入口に。
しかし、コレって石段…いや、松屋町筋に一の鳥居が見えてるし、さっき一心寺から見た幟が正面入り口じゃないの?
ということで、松屋町筋沿いにあった一の鳥居もスルーして国道25線の逢坂を少々上り、
南側の小さな入口から、境内に入りました。
ん?裏口っぽい?だって、石段無いじゃん。(·∀·)b
しかし、枯葉と雨で石畳が滑るため、気を遣って歩いたので疲れは同じだった次第です。
南側から入っても、ちゃんと鳥居はあるのでご安心を。
創建
創建年代は不詳ですが、聖徳太子が四天王寺を創建したのとほぼ同時期とする説もあり、相当な古社であることがわかります。
元々は、少彦名神を祀る神社でしたが、菅原道真が大宰府に左遷された際に、河内の道明寺にいた伯母の覚寿尼を訪ねる途中、ここに立寄り安井(休憩)したところ、道真に同情した村人たちが「おこし」を差し上げたので、道真はお礼に菅原家の紋所「梅鉢」を渡したとされ、今も大阪名物の「粟おこし」の商標の梅鉢の由来と言われています。
菅原道真の左遷については、コチラのページをご参照ください。
長岡天満宮 Vol.1 遂にこのブログで菅原道真公の左遷について書いてしまいました|関西御朱印 ブログ (kimikan.com)
903年に道真が没すると、その死を惜しんだ村人たちによって、942年にこの地に道真の霊が合せて祀られる様になったとされています。
ところで、京都の北野天満宮の創建は947年なので、それよりもいち早く菅原道真を祀った神社ということになります。(太宰府天満宮の創建は919年)
名称の由来にはしょせつありまして、前述の菅原道真の安井(休憩)からとする説、四天王寺の僧侶がここで夏安居といって、雨季の間に外出を控え寺院で修行に専念したからとする説、近隣に天王寺三名水と謳われた井戸があるからとする説が挙げられています。
ちなみに、江戸時代に大丸の創業者である下村彦右衛門正啓が深く信仰していたことから、「大丸天神」と称されることもあります。
拝殿と主祭神
拝殿の様子です。
祀られる主祭神は、前述の様に、少彦名神・菅原道真公の二神。
拝殿から本殿がガラス越しに見える形になっていますが、外から向かうことはできません。
横手からチャレンジした結果、この程度しか拝見できませんでした。
尚、1945年の大阪大空襲で社殿は全焼しており、現在の社殿は1951年に大丸を始めとする奉賛者の寄進により再建されたものです。
拝殿前の狛犬(阿形さん)です。
菅原道真公が祀られているので、神牛さんもいらっしゃいます。
境内社
金山彦神社
金山彦大神・金山姫大神・淡島神社を御祭神とする金山彦神社。
玉姫稲荷神社
宇迦之御魂神を御祭神とする玉姫稲荷神社。
真田幸村戦死跡
安居神社で最も有名なのは、真田幸村公がこの地で最期を遂げたことではないでしょうか。
幸村は。安居神社の境内で傷つき疲れた身体をやすませていたところを、越前松平家鉄砲隊の西尾宗次の発見され、「この首を手柄にされよ」と最後の言葉を残して討ち取られたと伝えられます。
近年では生國魂神社と勝鬘院愛染堂の間の高台という説もある様ですが、今さらそんな新設出されても、もう建てちゃったし…。(·∀·)
石碑の足下には、真田家の家紋である六文銭。
真田幸村は、松の木に寄りかかって戦死したと伝えられていますが、その松は既に枯れてしまい、現在の境内で「さなだ松」と名付けられたものは、1951年の社殿再建に合せて植樹された二代目だそうです。
かんしずめの井(安井の清水)
社務所左手にある石段を下って行くと、
立入禁止で、コレ以上近寄れませんが、「かんしずめの井」(安井の清水)があります。
天王寺七名水の一つで、この水を飲めば癇癪が治まることが名前の由来で、菅原道真公も飲んだと伝えられますが、残念ながら現在は枯渇してしまったそうです。
御朱印
コチラの社務所で、
スタンプの御朱印に日付を書き込んだものを頂戴しました。(·∀·)b
安居神社 情報 by 関西御朱印 ブログ
大阪市天王寺区逢阪1-3-24
TEL:06-6771-4932
無休
参拝料 無料
参拝時間 7:00~16:00
社務所受付時間 9:00~16:00
初穂料 300円
公式ホームページ 大阪府神社庁のホームページ (osaka-jinjacho.jp)
(大阪府神社庁)
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ということで、本日は大阪名物の粟おこしをおススメですが、ホームページでちゃんと菅原道真公の「梅鉢」の由来が記載されていた、「つのせ」さんの商品をセレクトしました。
ちなみに、「粟おこし」の粟とは、穀物の”粟”ではなく、お米を穀物の粟のように細かく砕いておこしにしたものです。