岡太神社へ
この日最後の参拝は、旧国道を通り、武庫川を挟んで尼崎市から西宮市に入ってすぐの場所にある岡太神社です。
先日参拝した白姫山神社に近いので、行きたかったのですが、時間ギリギリで駐車場が見つからなかったので宿題で残っていた次第です。
入口
入口に鳥居はありませんでしたが、少し奥まったところに鳥居が見え、拝殿へと真っ直ぐに続くこの西側の入口が正面入口だと思われます。
しかし、コチラが北側の入口ですが、社号標もあるし、石畳が続いているのを見ると、コチラが正規の入口になるのかも知れません。
参道
「岡太社」石碑
この石碑は、江戸時代中期の地理学者である並河誠所が当時、所在がわからなくなっていた式内社を研究し、1736年から1737年にかけて、比定された神社に記念して建てたもので摂津国の神社にはよく見られるものだそうです。
ところで、並河誠所の研究を最終的に比定したのは、時代劇でお馴染みの時の寺社奉行である大岡越前守忠相です。
尼崎藩領界碑
入口入ってすぐのところに、「尼崎藩領界碑」を発見しました。
「津門神社」を参拝させていただいた際に写真を撮り損ねた石碑です。
津門神社については、コチラのページをご参照ください。
津門神社 母の故郷の神社で、これまで参拝した神社・寺社の所縁を感じました|関西御朱印 ブログ (kimikan.com)
次は、どこで巡り合えるのでしょうか?
伝小松内府平重盛卿供養塔
二基の九重石塔が建てられていますが、小松内府とは平重盛のことなので、二基ともに平重盛の供養塔ということになります。
平安時代末期のこの地域は、小松庄と呼ばれる平家の荘園だったと言われ、
平重盛の居館があったともされています。
しかし、小松庄は平氏家荘園だった可能性は高いとしても、福原からかなりの距離があるこの地と平重盛が結びつくかは疑問も多い様で、あくまでも「伝」となっている次第です。
静止打ち標の青石
小松地域には、恵美須大神が毎年、正月九日の夜半に、その年の除災・招福をお念じになり、静止(しし)打ちの神事をなさるとの言い伝えがあります。
この青石は、その伝承を後世に残すものとして、設けられたものです。
狛猪
鳥居の前には狛猪さんがいらっしゃったので、摩利支天尊が祀られているのかと思いましたが、コレも恵美須大神の静止(しし)の神事にかけて、猪(しし)を神の使いとして祀ったものとされています。
ところで、静止の神事について、先ほど除災・招福と書きましたが、具体的には高潮や洪水等の被害を「静止」し、五穀豊穣をもたらすとするものです。
創建
社伝によると、宇多天皇の御代である893年、現在の西宮市広田町付近の岡司新五という人物が、この地を開発しようとしたところ沖から潮が上がって失敗に終わり、一度故郷に戻ったところで廣田神社の神の夢告を受け、再度この地で祈祷を行って開発したところ五穀豊穣を得ることができたので、901年に神を祀って神社を創建したとされています。
近世には「おかしの宮」の愛称で親しまれますが、コレは創建者である「岡司新五」に因むとされる他、例祭である「一時上臈」に因むともされています。
「一時上臈」とは、社頭に供え物を供える男性が、その年に小松村に嫁いだ女性の衣装を着用して奉仕するもので、その姿がおかしいので「おかしの宮」となったとされています。
更に異説として、岡太神社は縁切りの神とされることから結婚式は行われず、嫁入り道具を運ぶ車も北側を走る旧国道を避けて通り、かつて嫁入り行列が出ていた際も鳥居の前は通らず、やむを得ず通り場合には尻まくりをして通ったと言われ、その姿がおかしいことに由来するものとする説もあります。
岡太神社 情報 by 関西御朱印 ブログ
兵庫県西宮市小松南町2-2-8
TEL: 0798-47-6613
無休
参拝料 無料
参拝時間 24時間可能
社務所受付時間 インターホン形式(※常識ある時間内で)
初穂料 300円
公式ホームページ 岡太神社|兵庫県神社庁 神社検索 (hyogo-jinjacho.com)
(兵庫県神社庁)
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