関西御朱印 ブログ
今年から始めた御朱印収集巡りを紹介していきます。たまに閑話休題でペットやグルメ、友人夫婦の子育て日記などについても書き込ますので併せてお楽しみください。
京都府 京都市 東山区

建仁寺 Vol.3 建仁寺といえば…の風神雷神と平成以降の新名物双龍天井画を拝観

建仁寺 Vol.3

本堂(法堂)域

本堂(法堂)外観

「法堂」の名で呼ばれる建仁寺の本堂の外観です。

法堂は、1765年に完成した仏堂と法堂を兼ねた大規模なもので、京都府指定有形文化財になっています。

コチラは、拝観料が必要なので、入口に向かおうとすると、

ん?双龍図??そんなんあったっけ状態になりました。(·∀·)

いや、建仁寺といえば、国宝のアレじゃね?と思いながら、

本坊

コチラの本坊入口の受付で、拝観料を支払い入館しました。

風神雷神図屏風

建仁寺といえばアレじゃね?の国宝「風神雷神図屏風」は、最初の部屋でいきなりお目にかかることができました。

「風神雷神図屏風」は、琳派の祖といわれる画家:俵屋宗達の最高傑作として、また日本を代表する文化財の一つとして国宝に指定されています。

しかし、現在、建仁寺に展示してあるものは、最新の技術を用いた高精細複製品で、本物は京都国立博物館に寄託されています。

ところで、俵屋宗達は尾形光琳と並び称される近世初期の大画家ではありますが、その知名度の高さや後世への影響の大きさに比べ生涯については不明な点が多いとされ、京都で「俵屋」という当時絵屋と呼ばれた絵画工房を営み、扇絵を中心とした屏風絵や料紙の下絵等、紙製品全般の装飾を制作していたと考えれています。

コチラは、西九州大学短期大学部幼児保育学科の牛丸和人教授が、風神雷神をアート化した作品だそうです。

雲龍図

安土桃山時代から江戸時代にかけての絵師で海北派の始祖である海北友松の襖絵は、全て国指定重要文化財になっています。

個人的には、方丈礼の間の雲龍図が好みですが、ちょっとこの部屋では寝れないかも…。

花鳥図

方丈書院の間に描かれた花鳥図は、建仁寺の障壁画の中で、最も友松らしさがよく表れた作品として評価されています。

竹林七賢図

方丈室に描かれた竹林七賢図(襖が開いていて一部しか見えませんが)は、友松が六十代後半の作となるものの、年代がわかる作品としては最も早いものとなります。

ちなみに、「七賢」とは、中国の西晋代に世俗を避けて竹林に会して清談にふけった七人の隠士のことを指します。

襖の間にいらっしゃるのは、方丈の御本尊である十一面観音菩薩様だと思われます。

琴棋書画図

方丈衣鉢の間に描かれた琴棋書画図は、方丈の襖絵の中で唯一淡彩を施した作品です。

山水図

方丈檀那の間に描かれた山水図は、淡墨で周囲の風景をある程度描いた後、中墨・濃墨で輪郭を整えながらアクセントをつけて仕上げる画法で、この絵を描いた後に友松は好んで山水画を描く様になったと言われています。

拈華微笑

2018年に法堂にて金澤翔子さんによる席上揮毫が行われ、その作品として奉納されたものです。

「拈華微笑」は仏教用語ですが、お釈迦様が大勢の弟子の前でお説法をされた際に、一本の華を高く掲げて示したところ、多くの弟子たちはその意味を理解できず、迦葉尊者のみがにっこりと微笑んだといいます。

これは、仏の教えは言葉ではなく、心から心に伝わることを表したものとされています。

ちなみに、建仁寺の法堂は、「拈華堂」とも称されます。

霊照堂

コチラは納骨堂の様です。

方丈

方丈の写真を撮ろうと思ったのですが、ちょうど陽が良い加減に当たっておりまして、

皆が一面ズラリと庭園を眺めながら日向ぼっこ状態で、撮れませんでした。

ちなみに、方丈は1599年に恵瓊が、安芸の安国寺から移築したもので国指定重要文化財になっています。

大雄苑

みなさんが眺めていらっしゃる庭は、「大雄苑」と名付けられた枯山水庭園で、1940年に作庭されたものです。

法堂(内部)

スリッパに履き替えて石畳の上を南に進んで行くと法堂です。

御本尊

須弥檀中央に、御本尊の釈迦如来様、脇侍として迦葉尊者・阿難尊者が祀られています。

双龍天井画

そして、ポスターにあった双龍天井画がコレです。

言い訳すると、2002年に画家・デザイナーの小泉淳作氏によって、建仁寺創建八百年を記念して描かれたもので、まだ21年ほど前なので…。

尚、小泉淳作氏は、鎌倉の建長寺にも天井画を描かれているそうです。

御朱印

本坊内のコチラの納経所で、

「拈華堂」の直筆の御朱印を頂戴しました。

建仁寺 情報 by 関西御朱印 ブログ

京都市東山区大和大路通四条下る小松町

TEL:075-561-6363

無休
拝観料 一般 600円 中高生 300円 小学生 200円 (※境内のみは無料)
拝観時間 10:00~17:00(※受付終了 16:30)
納経所受付時間 10:00~17:00
初穂料 300円(※両足院は500円)
公式ホームページ 建仁寺 The Oldest Zen Temple Kenninji
本日のおすすめ商品(東京和風ラボ インテリア小屏風シリーズ イラスト屏風【風神雷神図 俵屋宗達】ミニ屏風)

風神雷神屏風図のミニチュア版ですが、自宅に国宝がやってくる気分を味わえます。

インテリアや外国の方へのお土産に大人気だそうです。

ABOUT ME
kimikan
55才のおじさんです。 体調を崩して、今年1月末に退職し、現在無職の日々を過ごしています。 せっかくの機会を活かし、新たに始めた関西近郊の御朱印収集を中心に、愛するペットや友人の子育て日記、グルメネタ等について日々綴っていこうとブログを開設しました。 拙い文章ですが、どうぞよろしくお付き合いください。

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