関西御朱印 ブログ
今年から始めた御朱印収集巡りを紹介していきます。たまに閑話休題でペットやグルメ、友人夫婦の子育て日記などについても書き込ますので併せてお楽しみください。
大阪市 天王寺区

愛染堂勝鬘院 映画「愛染かつら」の舞台は日本最初の社会福祉発祥の地

谷町筋北上シリーズで四天王寺の次に目指したのは、愛染堂勝鬘院です。

愛染堂勝鬘院へ

四天王寺から谷町筋沿いに北上して徒歩10分足らずで西に折れると、

薬医門

無事に到着。(·∀·)b

実は私、寺院ではなく神社だと思い込んでおりました…。

ちなみに、薬医門は2番目の赤門の方です。

コレは5月に撮影したのですが、あまり境内写真を撮っておらず、ご容赦ください。

建立

593年に聖徳太子が四天王寺を建立した際に、その施薬院として四天王寺内の北西の角(現在地)に建立されたのが始まりです。

施薬院には、あらゆる薬草が植えられ、病に応じて多くの人々に与えられたと言いますから、日本の社会福祉事業発祥の地と言えます。

その後、この場所で聖徳太子が勝鬘経というお経を人々に講ぜられたことから、「勝鬘院」と呼ばれる様になりました。

勝鬘経は、大乗経典の一つで、聖徳太子が翻訳し、日本仏教の基礎となった経典で、出家をしているか否かに関わらず、誰もが仏教を学ぶ価値があるという内容だそうです。

更に、「愛染堂」、「愛染さん」と呼ばれる様になったきっかけは、平安時代に弘法大師により密教が日本に伝わった折、金堂に愛染明王が御本尊として奉安され、その信仰が普及するとともに、勝鬘院全体が「愛染堂」の通称で親しまれることとなりました。

金堂

本堂は、金堂の名で呼ばれ、593年に聖徳太子により建立されました。

しかし、織田信長の大阪石山寺攻めの際に焼失し、現金堂は徳川二代将軍:徳川秀忠により再建されたもので、大阪府指定文化財。

ちなみに、金堂の壁に掛けられた写真では白く見える献灯は、近松門左衛門の「冥途の飛脚」、井原西鶴の「男色大鑑」にも描かれている由緒ある献灯です。

御本尊

金堂内に寺務所があり、写真撮影ははばかられたのですが、金堂内に祀られている御本尊は愛染明王。

その左右に、薬師如来、勝鬘夫人(弁財天)、歓喜天、十一面観音等が安置されています。

愛染明王の功徳は、主に縁結び・良縁成就・夫婦和合・愛嬌開運とされています。

ところで、勝鬘夫人とは、勝鬘経に登場する主人公で、釈迦に帰依した両親が勝鬘夫人の知恵が優れていることから、仏に会うことを彼女に勧め、その手紙を読んだ勝鬘夫人が仏を称え救いを請うと、仏が現れて説法し、彼女もそれに応え誓願と説法を述べたと伝わる人物で、インドではシューリーマーラー(素晴らしい花輪の意)と呼ばれています。

愛染めの霊水

金堂で愛染明王に手を合わせ、

絶えず流れ出る、境内の「愛染めの霊水」を飲むことで、愛敬を授かり、開運・夫婦和合・良縁成就・安産・出世・商売繁盛と思いのままの功徳があるとされる大人気の霊水で、良縁を求める参詣者が絶えないそうです。

また、この水で染物をすると色よく染まると、昔から染物屋の間で篤く信仰されています。

慈父地蔵像・慈母観音像

金堂前右手には慈父地蔵像、

左手には慈母観音像が安置されています。

多宝塔

金堂の後ろに聳え立つ多宝塔は、金堂同様、593年に聖徳太子により建立され、信長の大阪石山寺攻めの際に焼失し、コチラはいち早く1597年に豊臣秀吉により再建されました。

大阪市内最古の木造建築物として、国の重要文化財に指定されています。

内部には、秀吉が戦勝祈願のために造像させた大日大勝金剛尊像と極彩色で描かれた十二天の壁画・柱絵が奉安されています。

小説・映画「愛染かつら」

そして、愛染さんと言えば、小説・映画で有名な「愛染かつら」が思い出されます。

看護師でシングルマザー(未亡人)のかつ枝さんと病院の長男坊である浩三さんはお互い惹かれ合いますが、当初は子供がいることや身分の相違を理由にためらっていたかつ枝さんが浩三さんの誠意と熱意に打たれ、堅く愛を誓い合ったのが愛染堂の桂の木の下です。

そもそも、桂ってどんな木?って感じで、途中で探すのすら忘れて写真はありませんが、「恋愛成就・夫婦和合の霊木」として何百年もの間、この地で親しまれています。

ちなみに、樹齢数百年と言われる巨大な桂の木にツタが絡まって男女が寄り添っている様に見えるそうです。

ちなみに、「愛染かつら」は、かつ枝さんと浩三さんは、周囲の反対や携帯電話の無い時代のスレ違い等の度重なる苦難を乗り越えて、かつ枝さんの子供を含めた3人で愛染堂の前で額づくというハッピーエンドな結末で終わります。

御朱印

金堂内の寺務所で頂戴できる御朱印は、現在書置きのみの対応です。

右は、寺務所のおばちゃんお薦めの没後1400年の聖徳太子のカラー版(1000円)。

限定だったので、現在はもう販売されていないと思われます。

愛染堂勝鬘院 情報

大阪市天王寺区夕陽ヶ丘町5-36

TEL:06-6779-5800

無休
拝観料 無料
拝観時間 夏季 8:30~17:00 冬季 8:30~16:30
寺務所受付時間 9:00~16:30
初穂料 300円
公式ホームページ 愛染堂勝鬘院ホームページ (aizendo.com)
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先日、千里丘陵の森をウロウロしたせいか、あちこち蚊に刺されまして…。

ボリボリ搔きまくってたら、特に右腕が自傷傷みたいな状態になってしまいました。

タテ傷なんですけど。(·∀·)

ということで、現在、お風呂上りにニベア スキンミルク しっとりタイプでお手入れ中なのです。

ABOUT ME
kimikan
55才のおじさんです。 体調を崩して、今年1月末に退職し、現在無職の日々を過ごしています。 せっかくの機会を活かし、新たに始めた関西近郊の御朱印収集を中心に、愛するペットや友人の子育て日記、グルメネタ等について日々綴っていこうとブログを開設しました。 拙い文章ですが、どうぞよろしくお付き合いください。

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