今年はご近所の桜しか見てないし、久方ぶりに遠出して、桜見物を兼ねて西国三十三所霊場巡りをしようと思ったのですが、選択肢は三っつ。
車で未開の地である播州清水寺方面に向かうか、車で旧知の地である醍醐寺方面に向かうか、はたまた電車で頂法寺方面に向かうか…。
迷った挙句、車に乗り込んで、未開の地である兵庫県加東市の播州清水寺に向かいました。
約2時間のドライブを経て、無事に到着。(·∀·)b
山門(仁王門)
早速、仁王門に出迎えていただきました。
ところで、この仁王門ですが1965年に台風で倒壊後、1980年に移転してこの場所に新築再建されたものです。
金剛力士像の阿形さん。
同じく吽形さんは、1921年の作で日本近代における武術指導者である岡倉天心氏に従事した奈良の仏師:菅原大三郎氏の遺作となります。
山号は「御嶽山」。
「おんたけさん」と言うと木曽のイメージですが、コチラは「みたけさん」と読みます。
そして、桜に彩られた仁王門。
創建
寺伝によると、今から約1,800年前に紫色の雲に乗って天竺から中国・朝鮮を経て御嶽山に飛来した法道仙人が、鎮護国家豊作を祈願し、創建されたものとされています。
ちなみに、神戸の忉利天上寺は、法道仙人が646年に創建されたとされています。
忉利天上寺については、コチラのページをご参照ください。
忉利天上寺 Vol.1 やらかしで1時間ドライブして六甲山牧場まで行ってしまいました|関西御朱印 ブログ (kimikan.com)
しかし、1,800年前となると日本は古墳時代で、仏教伝来は538年あるいは552年という6世紀半ばのこととされていますので、この話は少々眉唾もの…。(·∀·)
以上の様に創建については不明な点が多いのですが、627年に推古天皇の勅願により根本中堂が建立され、法道仙人(まだ生きてた!)一刀三礼の秘仏十一面観音・脇士毘沙門天王・吉祥天女の三像が安置されました。
更に725年には聖武天皇が行基上人に命じて、大講堂を建立し、経典の講義をする場として永く栄えたとされています。
参道
石垣の道
この写真は帰り道に写したので、左側になっていますが、仁王門から来ると右手に苔むした江戸時代前中期のものと推定される石垣があり、「石垣の道」と名付けられています。
山のお寺のドッグラン
ご住職が元々犬好きということで、ワンちゃんの散歩も大歓迎だそうで、ちょうど2年前の4月には、このドッグランを開設したそうです。
御嶽山山頂のドッグラン、マロン&アンジュも走らせてあげたかったなぁ…。
ところで、ドッグラン自体は無料ですが、ココまで来るのには入山料が必要です。
薬師堂
平安時代の末期に平清盛の義母である池の禅尼によって創建された薬師堂。
現在の建物は、1984年に檜材を用いて再建されたものになります。
内部には、御本尊の薬師如来を中心に、2001年に東京芸大の籔内佐斗司教授作の十二神将が壁一面に安置されています。
辨財天社と放生池
放生池の中の石のお社は辨財天社。
1985年に池の修理を行った際に、新たに比叡山無動寺の弁天様の御分身が祀られました。
大講堂(札所堂)
ひときわ大きな建物が、西国三十三所霊場第二十五番札所となる大講堂。
聖武天皇の勅願所として725年に創建されましたが、1913年に焼失し、現在の建物は1917年に御嶽山の杉の木を使用して再建されたもので、国登録有形文化財になっています。
御本尊は、大正時代作の千手観音坐像で撮影はできませんが、拝観は可能です。
寺号の扁額は、大講堂に掲げられています。
放生池側から撮影した大講堂ですが、奥行きもかなり広いことがわかります。
厄割所
大講堂内で「開運厄除 厄割玉」(一体300円也)を購入し、厄割玉の穴に息を吹きかけて、大講堂の前から厄割玉を下に落として割ることで、開運厄除けが成就されるそうです。
播州清水寺 情報 by 関西御朱印 ブログ
兵庫県加東市平木1194
TEL:0795-45-0025
無休
入山料 一般 500円 高校生 300円 中学生以下 無料
拝観時間 8:00~17:00
納経所受付時間 8:00~17:00
初穂料 300円
公式ホームページ 播州清水寺 西国第25番札所|公式サイト – 兵庫県加東市 御嶽山 播州清水寺(天台宗) 西国第25番札所 神仏霊場78番札所(兵庫13番) 〒673-1402 兵庫県加東市平木1194 電話:0795-45-0025(8時~17時まで) (kiyomizudera.net)
本日のおすすめ商品(クルミッ子 鎌倉 紅谷 ★8個入り★)
JAF Mateに掲載されていたJAF会員が選んだご当地おみやげ第19位!
知らんのでてきた…。(·∀·)
ぎっしりと詰まった歯ごたえのよいクルミと、甘さとほろ苦さの絡み合った自家製キャラメルをバター生地ではさんだ贅沢な焼き菓子…だそうです。
このお菓子、鎌倉出身の元カレがお土産でくれたことがありますん。美味しくて、彼のセンスにキュンしてました。
へえ、そうなん?
じゃあ、また嫁が東京出張に行くときにリクエストしてみます!