服部天神宮のすぐ近くに鎮座されている服部住吉神社。
服部地区を代表する二大神社だそうですが、300mほどの距離なので、神職の方に「住吉神社さんに行きたいんですけど、このまま駐車させてもらっていてもよろしいですか?」と尋ねてみると「今日は空いてるんで大丈夫ですよ。南門から出てもらって、東に真っすぐ行った突き当りです。」とご親切なご対応に感謝し、教えてもらった通り南門から出て東へ。
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服部住吉神社へ
で、当たり前なんですが、
早々に国道176号線にぶち当たる…。
「足の神様」は、なかなかの試練をお与えになられましたが、私の様な凡人は50mほど北上して横断歩道を渡らせていただきました。
国道176号線を超えると落ち着いた住宅街を進みます。
のんびりと真っすぐ歩いていくと、
朱色の灯篭に囲まれた参道を通って境内へと入ることができます。
創建
創建は不詳ですが、社記には1152年に、本殿・鳥居・社務所等が再建されたという記録が残っており、それ以前から鎮座されていたことがわかります。
全国に2000以上ある住吉神社の総本社である住吉大社の別宮として建立されたのでしょうが、豊中市内だけでも住吉神社が3社あるそうです。
しかし、すごい支店数を持つ大企業みたいな感じですね。
社殿は、1578年の織田信長による荒木村重討伐時に焼失後、1622年に再建するも1947年に失火により全焼しました。
その後、1961年に中之島から大阪城内に遷座されることになった豊國神社の社殿を譲り受け、現社殿が建立されました。
ということで、社殿の裏側には、豊臣秀吉公の桐の紋が掲げられています。
拝殿と主祭神
青空と木々の緑を背景にした拝殿の様子です。
祀られている主祭神は、住吉大社同様、住吉三神と言われる底筒男命、中筒男命、表筒男命の三柱と息長足姫命。
息長足姫命というのは、神功皇后のことですね。
主な御利益は、厄除け・交通安全・旅行安全・安産とされています。
狛犬(阿形さん)です。
拝殿の左右を彩る
右近の橘と
左近の櫻。
境内摂社

この看板のすぐ脇から、
見事な朱鳥居がズラリと並ぶ住吉稲荷大明神、住吉龍神社に続く参道が始まります。
社自体も朱鳥居内にありました。
御祭神は、宇賀御魂神なので御利益は、五穀豊穣・商売繁盛ですね。
コチラも朱鳥居の先に鎮座される住吉龍神社。
御祭神は、豊玉姫神・火産霊神で、水の守護・災難除けの御利益があると伝えられています。
ところで、石灯籠の足下に巻き付く龍、カワイくないですか?
神楽殿
コチラが服部天神宮の紹介の際に触れた大阪最古の能舞台である神楽殿の入り口。
服部天神宮については、コチラのページをご参照ください。
服部天神宮 菅原道真公縁の足の神様にして大阪のえべっさんたる神社|関西御朱印 ブログ (kimikan.com)
この日は閉まっていて、中は拝観できず。
しかし、実は社務所で希望すると拝観できたそうです…。
非常に残念。
現在も年に数回は能や狂言が開催されているそうなので、是非またの機会に。
正面鳥居と参道
ところで、せっかくなので正面鳥居を見ておこうと南門から出ていくと結構参道が長い…。
正面鳥居までたどり着いた後に振り返ってみると、先ほど出てきた南側の山門が遥か遠くに見えます。
周囲は住宅街の様ですが、雰囲気のある参道です。
この日はちょうどゴミ収集車が走ってましたけど…。
しかし、夜に灯篭に灯りが灯ったらさぞかし幻想的な光景でしょうね。
改めて外から見た南側山門の様子です。
神社というより寺院の様な雰囲気ですね。
南側山門脇(境外)には愛宕山社がありました。
その他境内
コチラは、北側の入り口。
ココから入れば、境内にも駐車可能でした。
手水舎です。
御朱印
コチラの社務所にて、
直筆の御朱印を頂戴しました。