水間寺(水間観音) Vol.2
本堂域続編
三重塔
三重塔は、開基当初は多宝塔とされ、多宝如来が安置されていたそうで、古くは孝謙天皇が舎利塔を安置したする記録も残っています。
本堂同様、豊臣秀吉の紀州征伐の際に全焼したため、萬治年間に改めて三重塔を建立し、釈迦仏像を安置、現在の塔は1834年に再建されたもので、大阪府下における三重塔で明治以前に建立された唯一のものとなり、貝塚市指定有形文化財となっています。
護摩堂
大智の火を身から発することで、あらゆる障害を焼き尽くし、一切の悪魔を降伏させる不動明王が祀られており、不動明王は大日如来の使者として真言信者を守護する役割を担っています。
現在の護摩堂は、老朽化のため、2013年に新しく建替えられたものです。
寺務所
大きくて立派な寺務所が構えられています。
書院
本堂の東側に書院が設けられていますが、中を覗いた限り、一般的な図書室や書斎という感じでは無さそうですね。
献馬
ところで、神社なら「神馬」ですが、お寺の馬は何て言うんでしょうか??
境内マップには、「献馬」とありましたが、それは「献上された馬」の意ですよね…。
布袋尊
黄色い欄干の石橋の先に、なぜか一人で笑っていらっしゃる布袋様。
説法石
由来は不明ですが、どなたかココに座って説法されたのでしょうか??
しかし、それにしては、座りにくそうな石を選ばれましたな。(·∀·)
地蔵堂
これまた由来不明の地蔵尊が祀られています。
千日隔夜宝篋印塔
阪南市の大願寺にある宝篋印塔と同じ僧の作により、1727年に建立されたもので、側面に胸の前に鈷をさげ、前屈みになって念仏を唱えて歩く隔夜僧が浮き彫りにされています。
じゃあ、側面撮れよ!Σ(๑°ㅁ°๑)!?
ところで、隔夜信仰は、元々は奈良の春日大社と長谷寺への千日参詣で、春日に一夜、長谷に一夜と夜を隔てて泊まり、念仏が広く広まる様に祈ったものが近在に広まったもので、水間寺と大願寺間ならわかるのですが、側面に鳥取八幡宮と刻まれているのです。
水間寺と鳥取八幡宮ってのは、さすがに無理だろうと思うのですが…??
聖観音像
コレも由来は不明ですが、聖観音像が建っています。
もしかしたら、御本尊が秘仏なので、レプリカ的な意味合いかも知れません。
写経堂
聖観音像の右手にあるのは、写経堂です。
写経は、お経を一字一字書き写すことで、自分自身を見つめ直し、仏様の心に触れ、心の平安と大きな功徳を得ることができるとのことです。
水間寺では、毎月第一日曜日と18日に冥加料1,000円で、どなたでも参加でき、写経作法から指導していただける写経会が開催されているそうなので、ちょっと参加してみたい気がするのですが、如何せん遠すぎる…。
境外散策
聖観音像の横手から一旦境外に出て、ブラブラと散策してみました。
実は、水間寺はその名の通り、南北を川に挟まれた地に立地しており、北を近木川、南を秬谷川が流れており、昨日のブログで紹介した「降臨の滝」のすぐ西で、二つの川が合流するちょうど三角州の様な場所にあります。
つまり、周囲には私の好きな赤い欄干の橋がいくつかある次第。(·∀·)b
厄除橋
と言いながら、一発目の厄除橋は赤い欄干の橋じゃないという…。
水間寺には山門が無いので、寺号標のあるココが正規の入口かと思います。
渡るだけで厄を落とせるという厄除橋は、2010年に新しく建替えられたアーチ型の美しい橋で、春には桜の景観が満喫できるそうです。
龍谷橋
待望の赤い欄干の龍谷橋は、山号名がつけられており、水間寺の北東側で近木川に架かる橋です、ココは一般道路となります。
上通天橋
水間寺南東に位置し、秬谷川に架かるのが上通天橋で、私はココを車で通って、先ほどの龍谷橋の手前から境内に入った次第です。
通天橋
そして、秬谷川に架かり、三重塔の南側から境外に出る橋が通天橋です。
次回は、この橋を渡って南側の山中に突撃します。
水間寺(水間観音) 情報 by 関西御朱印 ブログ
大阪府貝塚市水間638
TEL:072-448-1355
無休
拝観料 無料
拝観時間 8:00~16:00(※境内拝観は24時間可能)
納経所受付時間 8:00~16:00
初穂料 300円
公式ホームページ 龍谷山 水間寺|水間寺公式サイト (mizumadera.or.jp)
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