津門神社へ
続いての目的地は、津門神社。
実は「津門」というのは我が母君が生まれ育った地と聞いておりまして、私が生まれたときには既に祖父母とも他界していたので、私は来たことはありませんが、一度行ってみたいと思っていた神社です。
しかし、母から聞いていたイメージでは、「今津」という感じだったので、実際に行ってみると、JR西宮駅にほど近い場所だったのは意外でした。
正面石鳥居
もちろん、そんなに大きな神社を想像していたわけではありませんが、ホッソ長~い境内にこれまた少々驚きました。
まぁ、都会の神社なのに参道が長いって感じですね。
創建
応神天皇の時代(270年~310年)に、機織・縫製技術を得るために呉の国に派遣された阿知使主・都加使主父子が呉王に乞い、呉服媛・穴織媛・兄媛・弟媛の裁工女である四姉妹を連れ帰った際、最初に上陸し、我が国に機織・染物等の技術を伝えた地とされ、彼等が外来渡航の神である大日如来を勧請し、祀ったことが始まりと伝えられます。
呉服媛・穴織媛については、コチラのページをご参照ください。
伊居太神社 呉の国から文化伝承「織姫伝説」にまつわる池田市内最古の神社|関西御朱印 ブログ (kimikan.com)
また、由緒書によると、菅原道真公が大宰府に左遷される際に、「白砂青松の景勝を愛でられ小祠の辺りにご休憩になった。その祠が津門大明神と称し里人が崇敬する津門の氏神である」と記されていますが、その頃には現在地ではなく、この後に参拝する松原天満宮の近辺にあったとされ、棟札から1754年に現在地に遷座されたことが判明しています。
拝殿と主祭神
拝殿の様子です。
神仏習合の時代には、毘沙門天神を主祭神としていましたが、明治の神仏分離令により、日本の祖神と仰がれる天照皇大神を勧請し主祭神とした上で、配祀の神として、毘沙門天神・八意思兼神が祀られています。
ところで、大日如来さんはどちらに??
拝殿前の狛犬(阿形さん)です。
本殿の様子です。
境内社
弁財天社
市杵島姫命を御祭神とする弁財天社。
武光稲荷社
宇迦之御魂神を御祭神とする武光稲荷社。
狛狐の禰豆子ちゃんです。
愛宕社
火産霊命を御祭神とする愛宕社。
白王社
白龍神を御祭神とする白王社。
祖霊社
津門神社所縁の世話人、氏子崇敬者の方々の霊を祀る祖霊社。
水神社・地神社
右側が、弥都波能売神を祀る水神社、左側が、埴安姫命を祀る地神社。
その他境内
針塚
最近、色々な塚に遭遇している気がしますが、津門神社には針塚がありました。
針塚の脇に社があり、「納稲荷社」と書かれていますが、主祭神「古針の霊」とあったので、針を収める社で、境内社として扱われているのかも知れません。
「針供養」に関しては、創建のきっかけとなった織姫伝説に由来するものでしょうか。
社号標
なぜか境内の真ん中に社号標がありました。
この岩は、源頼光が大江山の鬼退治をした際に得た財宝を隠したとの伝説がある大塚古墳の石棺の蓋であったと伝えられています。
大塚古墳は現存しませんが…お墓の蓋持って来るって…よしなさいって…。(·∀·)
ちょうど上にクスノキの御神木があるので、良いのかな。
祓戸神座
手水舎も営業中でしたが、
祓戸神座なるものがあったので、祓戸神社的なものと思い、拝ませていただきました。
尼崎藩領界碑
「いや、尼崎デカかったなぁ。」と思いながら、石碑は確かに見ましたが、写真は撮っていませんでした。
西宮の神社等に数ヶ所ある様なので、また別の機会に…。
明星池(首洗い池)
源光仲に美女丸の首を切れと言われた藤原仲光が、身代わりを申し出た息子の幸寿丸の首を切り、洗ったと伝わる池で、空池ですが史跡となっています。
美女丸・幸寿丸については、コチラのページをご参照ください。
満願寺 Vol.2 新西国三十三所霊場第十三番札所(#6)の御朱印を頂戴しました|関西御朱印 ブログ (kimikan.com)
また、旱魃の際に弁財天への雨乞いをし、成就したとされる池でもあります。
御朱印
拝殿手前のコチラの授与所は、お正月・お祭り限定の様で、
コチラの社務所…も、どう見ても閉まっているので、ご自宅のインターホンを鳴らして、
直筆の御朱印を頂戴しました。
「御朱印料はいただいておりませんので、お気持ちを御賽銭箱に。」とのことでしたので、改めて拝殿に行き、300円納めさせていただきました。
津門神社 情報 by 関西御朱印 ブログ
兵庫県西宮市津門西口町14-15
TEL: 0798-33-1653
無休
参拝料 無料
参拝時間 24時間可能
社務所受付時間 インターホン形式(※常識ある時間内で)
初穂料 志納
公式ホームページ 津門神社|兵庫県神社庁 神社検索 (hyogo-jinjacho.com)
(兵庫県神社庁)
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