まだまだ続く清水寺の続編です。
清水寺 Vol.1はコチラのページをご参照ください。
清水寺 Vol.1 国指定重要文化財の宝庫は1回では書き切れませんでした|関西御朱印 ブログ (kimikan.com)
Contents
清水寺 Vol.2
本堂
轟門・回廊を抜けて、ようやくたどり着いた本堂は、国宝に指定されています。
1633年に再建された木造建築ですが、音羽山の断崖絶壁に建立されたのがスゴイですね。
入口のところに出世大国天様がいらっしゃたので、早速、出世を祈願しました。
御本尊として祀られているのは、千手観音菩薩。
正座してお詣りされている方もいらっしゃいます。
ちなみに、本堂内は土足厳禁です。
本堂の左端には、清水寺各所の再建・改築の際の古柱の一部が置かれていました。
清水の舞台
コチラが「清水の舞台から飛び降りる気持ちで…」と比喩される清水の舞台。
本堂から断崖に張り出す様に作られている舞台の高さは、約13mだそうなので、ビルの4Fくらいに相当するのでしょうか。
ところで、緑に朱は映える子安塔を始め、音羽山を見渡す景色も壮観ですが、本来は御本尊である観音様に芸能を奉納する舞台であり、雅楽や能、狂言、歌舞伎等がこの舞台で演じられており、現在でも特別な法会の際には、舞台奉納が行われています。
つまり、観音様にお尻を向けて、景色を楽しむのは本来の趣旨と違う次第。
しかし、この舞台のスゴさを実感するのは、このまま参拝を続け、下から見上げたときかも知れません。
格子状に組まれた木材同士が支えあうことで、建築が困難な崖でも耐震性に優れた構造を実現する日本古来の「懸造り」と呼ばれる伝統工法でだそうです。
床下の柱には樹齢400年余りの欅が用いられ、大きいもので長さ12m、太さ2mのものが整然と並び、縦横に何本も通される貫は、木材同士を巧みに接続した「継ぎ手」と呼ばれる工法で、釘は一切使用されていないそうです。
まさに国宝にふさわしい建造物と感じた次第です。
舞台を出るとすぐ、地主神社があるのですが、ここは清水寺とは分離・どくりつしているとのことなので、別扱いで。
ついでに納経所もありまして、御朱印はここで頂戴しましたが、これは最後に。
釈迦堂
納経所を過ぎると、
西向地蔵尊が祀られており、その右側に、
釈迦三尊を祀る釈迦堂があります。
1631年に再建され、内部は朱塗りの円柱の來迎柱や極彩色を施された長押、貫、天女の天井画等、外観とはイメージの異なる感じだそうです。
1972年に豪雨により倒壊しましたが、1975年に再建された重文です。
ところで、この釈迦堂の裏手には、百体地蔵堂や濡れ手観音があった様ですが、見落としました…。
阿弥陀堂
参道を真っすぐ進んでいくと、見落としてしまう次第ですが、続いて到着したのは、またまた重文である阿弥陀堂。
1631年に再建され、浄土宗の開祖である法然上人が日本で最初に常行念仏を行った場所として、法然上人二十五番霊場第十三番札所として多くの参拝客が訪れています。
御本尊として祀られている阿弥陀如来像。
奥之院
続いても、重文である奥之院。
1633年に再建され、2017年に修復されています。
音羽の瀧の真上に立っているので、みなさん、そちらの方を向いていますね。
本殿同様、御本尊である千手観音坐像の前が舞台となっています。
見るからにお優し気なふれ愛観音様。
この先は、自然の空気を浴びながら、ハイキング気分で下山。
もう一登りしないと行けなかった子安塔や泰産寺は、その名の通り安産の御加護のある場所ということで確信的にスルーしてしまいました。
音羽の瀧
下山すると、清水寺建立の起源であり、名前の由来となった音羽の瀧です。
流れ出る清水は、古くから「金色水」や「延命水」と呼ばれ、尊ばれてきました。
結構、長めの柄杓で汲み、所願成就を祈願するものですが、時節柄、腕にかけさせていただいたらひんやりして気持ち良かったです。
音羽の瀧で順番待ちしながら、本堂を見上げました。
アテルイ・モレの碑
音羽の瀧、本堂の下を過ぎると、アテルイ・モイの碑があります。
坂上田村麻呂と戦った蝦夷の首長であるアテルイ(阿弖流為)とモレ(母禮)の碑です。
平安朝廷の東北平定政策に対し、抵抗しましたが、最後は郷土の犠牲に心を痛め、坂上田村麻呂の軍門に下り、処刑された両雄の鎮魂慰霊碑です。
舌切茶屋
これで、境内一周という絶妙のタイミングで登場した茶屋。
熱中症対策にかこつけて、
今年初のかき氷(イチゴミルク)と抹茶団子を頂戴しました。
しかし、ちょっと気になる名前の由来は、聞けませんでした。
ところで、このすぐ先にもう一軒、お茶屋さんがあったんですが、ロケーション的に圧倒的に不利なのでは?
御朱印
本堂の先の納経所で頂戴した
直筆御朱印です。
しかし、実は清水寺で頂戴できる御朱印は全部で11種類あったそうで、奥之院や音羽の瀧でも頂戴できるそうです。
「御朱印頂戴できますか?」「はい。」で会話終わったんですけど?
どうせなら、3種類くらいは集めたかったところです。
さすがに疲れましたが、国宝・重要文化財の宝庫にして、世界遺産でもある清水寺をじっくり鑑賞できて大満足でした。
清水寺 情報
京都府京都市東山区清水1-294
TEL:075-551-1234
無休
拝観料 大人400円・子供200円(※体内巡り 別途100円)
拝観時間 6:00~18:00(※春・夏・秋 ~21:30迄の夜間公開期間有 受付終了 21:00)
納経所受付時間 8:00~18:00(音羽の瀧納経所のみ 8:00~17:00)
初穂料 300円
公式ホームページ 音羽山 清水寺 (kiyomizudera.or.jp)
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