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生田神社へ
この日は、三宮方面を参拝しようということで、まずは3ヶ月ぶりに生田神社に参拝してきました。
兵庫県では人気ナンバーワンと言われるだけあって、普段から参拝客の多い神社ですが、この日は修学旅行生も多数いらっしゃり、結構な賑わいでした。
創建
日本書紀には生田神社の由緒として、201年、神功皇后が三韓外征の帰途、今の神戸港にて船が進まなくなったために神占を行ったところ、稚日女尊が現れ、「私は活田長峡国に居りたいので、海上五十狭茅に命じて祀らせてほしい」と申されたと記されています。
創建当初は、現在の新神戸駅の奥にある布引山に祀られていたそうですが、799年に洪水で布引の渓流が氾濫し、山の西端が崩壊し、社殿が傾斜する被害が及びました。
そのため、生田村の刀禰七太夫という者がご神体を背負い7、8日間鎮座地を探し巡り、生田の森に至った時、突然背負ったご神体が重くなりこれ以上歩けなくなったため、これはご神意であろうとその場所安置したとされるのが現在地です。
境内南側にある楼門は、いつ見ても荘厳で美しい佇まいです。
主祭神
本殿に祀られているのは言うまでもなく、稚日女尊。
稚日女尊は、神代の昔、機殿はたどので神服を織っておられた方ですが、それを見たスサノオが馬の皮を逆剥ぎにして部屋の中に投げ込んだことで、驚いて機から落ち、持っていた梭で身体を傷つけて亡くなってしまいました。
日本書紀に次に登場するのが、生田神社の由緒の場面で、神となっています。
稚日女尊は国民の生活が豊になる様、一般の方さけでなく各企業、団体様の更なる繁栄と健康、また諸々の災いがなく家庭生活をお守り下さるご神徳があり広く信仰されています。
拝殿の中では、ちょうど御祈祷が行われていました。
境内摂社
大変、広い神社なので摂末社も数多く祀られており、全部は紹介しきれませんが、
生活守護・食物、稲の神である稲倉魂命を御祭神とする稲荷神社。
右から、病気封じ・道守りの神である道返大神、八衢比古神、八衢比売神を御祭神とする塞神社。
元宮司家である後神家の始祖神である中臣烏賊津連を御祭神とする雷大臣神社。
夫婦和合・学問向上の神である柿本人麿を御祭神とする人丸神社。
海上安全・交通安全・方位除け・道開きの神である猿田彦命を御祭神とする大海神社。
酒造・農工業の神である大山咋命を御祭神とする松尾神社。
商売繁盛の神である蛭子命を御祭神とする蛭子神社。
身体健全・筋力増進・大力の神である手力男命を御祭神とする戸隠神社。
安産・万物成長・生田の森の守り神である神功皇后を御祭神とする生田森坐社。
芸能上達・水の神である市杵島姫命を御祭神とする市杵島神社。
他にも、住吉神社、八幡神社、諏訪神社、日吉神社が祀られています。
まあ、紹介できないのは写真が無かったからなんですけど…。
これだけ様々なことにご利益のある神々が祀られていると神社の総合デパートとか、ワンストップ神社という感じですね。
生田の森
ところで、拝殿奥には、
生田の森が現存しています。
生田の森は源平合戦の古戦場でもあり、一昨日「鎌倉殿の13人」で非業の死を遂げた源範頼を大将に、頼朝の命でその暗殺を仕掛けた梶原景時の嫡男である景季の名前も窺えます。
「兵どもが夢のあと」ではありませんが、現在では都会の中のオアシス的存在で、パワースポット、ヒーリングスポットとして多くの人に親しまれる場となっています。
いくつかの歌碑に彩られた空間で、
木々のにおいとひんやりとした空気に身を包まれるのは、まさに都会のオアシス。
生田の森内にあるテン高女子が大好きそうな金龍泉による縁結びの水占い。
ところで、先日訪れたと言っていたナッキーはやったんだろうか?
ちなみに、この写真はお一人のうら若き女性が占い中だったので、少々待機してから撮影。
そして、意外にも蒲鉾発祥の地でした…。
カネテツが作ったんだと思ってました。
生田の池
森を出て、生田の池。
拾遺和歌集を始め、順徳院百首、夫木和歌抄などに多く生田の池の詠歌が載せられており、当時より名だたる名勝として知られた池であることがわかります。
本殿前の狛犬(阿形)も忘れずに。
御朱印
豊富な御朱印メニューです。
前回頂戴した、直筆御朱印。
3月の月替わり御朱印。
今回は、弁財天の直筆御朱印を頂戴しました。
生田神社
神戸市中央区下山手通1-2-1
TEL:078-321-3851
無休
参拝料 無料
参拝時間 7:00~17:00頃(夏場は18:00頃まで)
社務所受付時間 9:00~17;00
初穂料 500円~1,000円
公式ホームページ ご縁結びのいくたさん – 神戸の安産祈願・恋愛成就・ご縁結びは生田神社 (ikutajinja.or.jp)
縁結び占いはやった事ないですよ!
私が行った日はGWで、カップルだらけで居づらかったから早々に森から離れました…
お守りはめっちゃ買いましたけどヽ(・∀・)
あ、そうなのね。
ブログにも書いたけど、俺が行ったときにうら若き女子が熱心にやってて横通るのも憚られた。
あのコ、良い縁に結ばれるといいなあ。