真光院へ
大江神社から谷町筋に戻り、今度こそ四天王寺前夕陽ヶ丘駅から大阪メトロ谷町線に乗って帰るつもりが、谷町筋を北上し始めた途端に寺院を発見しました。
名前を見て一瞬、某新興宗教かな?と思ったのですが、四天王寺支院との寺号標が建っているので、寺院の様ということで入ってみました。
某とは言っても、そのまんまなんですけど…。(·∀·)
鐘楼門
ちょっと大きめにしてみても写真では、よくわかりづらいですが、門の上部が鐘楼になった鐘楼門になっています。
ちなみに梵鐘には「和(やわらぎ)の鐘」という名称がつけられています。
ところで、鐘楼門の先の白いビニールで覆われたものは、確かマニ車だったと思うのですが、残念ながらコロナ禍のため、現在は使用禁止となっています。
創建
寺伝によると、聖徳太子が父である用明天皇の死後、その冥福を祈るために七日間の念仏三昧を修したところ、西方教主の阿弥陀如来が出現されたことから、聖徳太子自ら阿弥陀如来像を彫り、安置し、594年に四天王寺の支院として創建されました。
本堂と御本尊
本堂の様子です。
御本尊として、聖徳太子自作の阿弥陀如来像、脇仏として如意輪観世音菩薩像、地蔵菩薩を安置し、他に聖徳太子御影、釈迦牟尼如来御影が安置されています。
ところで、真光院の如意輪観世音菩薩は、俗に子安の観音と称され、昔から妊婦の方が安産祈願に訪れ、特に印字を頂戴して片紙に押し、これを懐中することで安産の功徳を得られるものとされています。
その他境内
六地蔵尊
六地蔵尊には小判をお供えします。
一袋に六枚の小判が入っているものを、各地蔵菩薩の御誓に託して、一枚、一枚祈念して蓮の葉の中に捧げて入れるそうです。
讃龍地蔵尊
讃龍地蔵尊は、修羅道を救ってくださるお地蔵様です。
辯尼地蔵尊
辯尼地蔵尊は、人間道を救ってくださるお地蔵様です。
護讃地蔵尊
護讃地蔵尊は、餓鬼道を救ってくださるお地蔵様です。
不休息地蔵尊
不休息地蔵尊は、地獄道を救ってくださるお地蔵様です。
しかし、お名前だけで判断すると労働基準法違反ですな。(·∀·)
破勝地蔵尊
破勝地蔵尊は、畜生道を救ってくださるお地蔵様です。
延命地蔵尊
延命地蔵尊は、天上道を救ってくださるお地蔵様です。
以上、六地蔵様がこの様に並んでいらっしゃいますが…
ドラえもん地蔵尊
ドラえもん地蔵尊は、のび太くんを救ってくださるお地蔵様です。(·∀·)
不動堂
不動明王が安置されている不動堂ですが、残念ながらお姿は拝見できませんでした。
と思ったら、墓石の中にも一体いらっしゃいましたが、剣をお持ちではないので不動明王さんではないのでしょうか?
六万体地蔵尊
真光院は、聖徳太子が六万体の地蔵尊を刻んで納めたと伝わることから、六万体地蔵安置の寺と言われていますが、現在、実際に六万体のお地蔵様がいらっしゃるわけではなく、真光院及びこの周辺の土中に六万体のお地蔵様が埋まっているとされることから、その呼び名がつき、六万体町という地名の由来にもなっています。
現在では、太平洋戦争時の被災により、埋まっているとされる六万体地蔵の存在についても定かではない様ですが、戦後に六万体地蔵尊と名付けたこの地蔵尊が境内に安置されることとなったそうです。
尚、背後に見えるのは、毎度おなじみの勝鬘院愛染堂の多宝塔。
この周辺の寺院・寺社の多さを物語るべく、あちこちの境内から望むことができます。
御朱印
ご自宅玄関のインターホンを押し、書置きの御朱印を頂戴しました。
すごく人当たりの良い感じの奥様だったので、思い切ってドラえもん地蔵尊の由来について伺ったところ、「信者さんが作って奉納してくださったんです。お寺なのでどうかなとは思ったんですけど、せっかくいただいたのに飾らないわけにはいかないだろうって…。」と教えていただきました。
しかし、今度は、その信者さんがなぜにドラえもんをチョイスしたのか気になる…。(·∀·)
さて、まだ時間は早かったのですが、何せ雨と坂道でお疲れモードの突入してしまいましたので、本日は7社詣りで終了とさせていただきました。
真光院 情報 by 関西御朱印 ブログ
大阪市天王寺区夕日丘町4-8
TEL:06-6771-6145
無休
拝観料 無料
拝観時間 9:00~17:00
納経所受付時間 9:00~17:00
初穂料 300円
公式ホームページ 無
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