関西御朱印 ブログ
今年から始めた御朱印収集巡りを紹介していきます。たまに閑話休題でペットやグルメ、友人夫婦の子育て日記などについても書き込ますので併せてお楽しみください。
滋賀県 大津市

石山寺 Vol.3 参道~西国三十三所観音霊場めぐりを経てようやく本堂域に突入

石山寺 Vol.3

本堂域に上がる前にひとまず参道を奥まで進んでみました。

参道続々編

無憂園

無憂園は、休憩所も設けられた広々とした庭園。

「憂い」が無いって良い名前…こちとら「憂い」しか無いんですけど。(·∀·)

霊仙三蔵碑

霊仙三蔵は、近江坂田の出身で、唐で仏典の翻訳に携わった唯一の日本僧です。

このことは石山寺一切経の中の「大乗本生心地観経」に記されており、その縁で霊仙の偉業を偲ぶために1980年に無憂園内に碑が建立されました。

ところで、「三蔵」というのは仏教聖典に精通し、翻訳に従事した僧に授けられる称号であり、当然ながら日本僧でただ一人「三蔵」の称号を受けた方となります。

八大龍王社

無憂園を越えた更に奥に鎮座する八大龍王社。

龍穴と呼ばれる池の中に鎮座される八大龍王社。

龍穴は、炎天下であっても請雨法を行えば必ず雨が降るとされる池で、「石山縁起絵巻」には、石山寺の僧侶である歴海和尚がこの地で孔雀教を転読すると、龍王たちが池の中から現れ、和尚の周囲で護衛し、和尚が草庵に戻る際には背負って帰ったと記されています。

たぶん、この石のことだと思うのですが、歴海和尚が読経の際にいつも座っていた池の前にあった石は、歴海和尚尻掛石として、池の畔に祀られています。

補陀洛山西国三十三所霊場

参道の帰り道は、補陀洛山と名付けられた山道を通ると西国三十三所霊場の石仏が並んだ道を歩くことができます。

しかし、さすがに石山寺御自身は一等地に別格扱いで安置されていました。(·∀·)

柳島

柳島は、1078年に本堂が火災に見舞われた際、本堂から出られた観音様が柳の木に止まっていたとされる場所で、春にはシャクナゲ等の花が咲き誇る場所です。

天狗杉

石山寺屈指の学僧とされる朗澄律師は、平安時代末から鎌倉時代初期にかけて石山寺の一切経や聖教の整備に尽力され、死後は鬼となって石山寺の経典・聖教を守ることを誓って亡くなられました。

「石山寺縁起絵巻」では、朗澄律師の死後、弟子の行宴が松の梢の上で金色の鬼の姿となった朗澄律師を見たと記されていますが、それとは別にこの天狗杉の上にも現れたと伝わっています。

閼伽井屋

本堂の下の南寄りにある井戸で、本尊の御座の下から湧き出ていると伝えられており、本尊にお供えする水は、この井戸で汲まれています。

本堂域

ようやく本堂域に向かいますが、まあそれほどではない石段を上ります。

蓮如堂

蓮如堂は、寺蔵文書から1602年の淀殿による境内復興の際に、三十八所権現社本殿の拝殿として建立されたものですが、明治以降、蓮如上人六歳の御影や遺品を祀る堂としてして使用される様になったことから蓮如堂と呼ばれています。

また、神事だけでなく仏事にも使用されていた極めて稀な建物とされています。

そして、石段の途中から見ると懸造になっており、国指定重要文化財です。

観音堂

石山寺の本尊である如意輪観音を中心に西国三十三所観音霊場札所全ての観音様が祀られる観音堂は、宝暦年間(1751年~1764年)に京都の三井某老尼の志願によって建立され、当時は「札堂」と呼ばれ、参拝者が札を奉納する形式だったため、現在も建物の木像部には札を納めた跡である釘穴が多数残されています。

毘沙門堂

滋賀県指定有形文化財の毘沙門堂は、1773年に兜跋毘門天への信仰が厚かった和歌山の藤原正勝が施主となり建立されたものです。

内部には、兜跋毘沙門天(国指定有形文化財)・吉祥天・善膩師童子が安置されています。

ところで、このお三方は父・母・息子のご家族となりますね。

しかし、網目をかいくぐり、キレイに撮れたと自画自賛してみる。(·∀·)b

御影堂

国指定重要文化財の御影堂には、石山寺開創の祖師である弘法大師・良弁僧正・淳祐内供が祀られています。

元々は、三昧堂もしくは法華堂と呼ばれ、法華三昧の道場でしたが、淳祐内供の住居であった境内の普賢院が倒壊した際に御影を移し、御影堂とされました。

ところで、淳祐内供は菅原道真公のお孫さんにあたる人物で、般若寺の観賢に師事して出家し、925年に伝法灌頂を受け、真言宗小野流の法を受けたものの、足に障害があり病弱であることを理由に醍醐寺寺主就任を辞退し、石山寺普賢院に隠棲し、そこで多くの書物を残し真言密教の発展に寄与された僧です。

921年に、師である観賢が醍醐天皇の勅命により高野山奥の院御廟を訪ねた際に、共に御廟に入り弘法大師の膝に触れたろころ妙香の薫りが手に移り、一生消えることが無く、淳祐内供が書写した経典にも同様の薫りが移り、「薫の聖教」と言われています。

石山寺 情報 by 関西御朱印 ブログ

滋賀県大津市石山寺1-1-1

TEL:077-537-0013

無休
入山料 中学生以上 600円 小学生 250円(※各団体割引有り)
本堂内陣拝観料 中学生以上 500円(※団体割引有り) 小学生 250円
石山寺と紫式部展入場料 中学生以上 300円(※団体割引有り) 小学生 150円
拝観時間 8:00~16:30(※最終入山 16:00)
納経所受付時間 9:00~16:00
初穂料 300円
公式ホームページ 大本山 石山寺 公式ホームページ (ishiyamadera.or.jp)
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ABOUT ME
kimikan
55才のおじさんです。 体調を崩して、今年1月末に退職し、現在無職の日々を過ごしています。 せっかくの機会を活かし、新たに始めた関西近郊の御朱印収集を中心に、愛するペットや友人の子育て日記、グルメネタ等について日々綴っていこうとブログを開設しました。 拙い文章ですが、どうぞよろしくお付き合いください。

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