Contents
- 1 石山寺 Vol.4
- 1.1 本堂域続編
- 1.2 石山寺 情報 by 関西御朱印 ブログ
- 1.2.1 滋賀県大津市石山寺1-1-1
- 1.2.2 TEL:077-537-0013
石山寺 Vol.4
本堂域続編
宝篋印塔
南北朝時代の作と推定されるこの宝篋印塔の足下には、四国八十八ヶ所霊場の砂が敷かれており、踏んで周ると四国八十八ヶ所霊場を参拝したの同様の功徳が得られるという例のパターンです。
しかし、今回は帰ってから知ったので、踏みませんでした…。(·∀·)
何か消えかかってはいますが、読めなくはないので、私の確認不足でございます。
硅灰石
硅灰石は石灰石が不純物を含んだ石灰岩等に、花崗岩等の火成岩が入り込んだ影響によりできた鉱物・岩石のことで、多量に産出した場合は陶磁器の原料等に用いられることが多く、これだけ巨大なものが、聖武天皇の天平年間(729年~749年)の古から保存されてきた例は世界的にも稀とされ、国指定天然記念物・日本の地質百選に選ばれています。
ところで、「石山寺」の名称の由来もこの岩塊によるものと伝えられています。
ちょうど真上に多宝塔が見えるのも、紅葉が色づけばナイスアングルですね。(·∀·)b
本堂
さて、石段を上った先が、ようやく本堂ですが、蓮如堂と木々に隠れて見えん。(·∀·)
紅葉と本堂の組合せ。
まあ、結果的にはもう少し上から撮影するか、いっそ石段を上りきって撮影すれば全体が撮影できたかも知れませんが、ご容赦ください。
しかし、本当はコチラの東側は側面で、正面に当たる南側は崖になっていて、懸造様式の建物なので、そもそも本堂を正面から撮るには見上げるしかないのです。(·∀·)
御本尊として如意輪観世音菩薩を祀る本堂は、正堂と礼堂を合の間でつないだ複合建築で、現存するものは三代目で、1096年に再建後、1602年に淀殿の寄進により改築されたもので、滋賀県最古の木像建築物であり、国宝に指定されています。(·∀·)b
本堂内は撮影禁止ですが、礼堂の入口から撮影した見事な紅葉です。(·∀·)b
紫式部 源氏の間
合の間東端部分に「紫式部源氏の間」が設けられ、執筆中の紫式部像が安置されています。
実際に、この場所で執筆したというわけではありませんが、藤原彰子の父である藤原道長の命を受け、宮中に上がった紫式部は、お仕えしていた中宮・藤原彰子の要望を受け、新しい物語を作るために石山寺に七日間参篭していたという話は有名です。
このとき、琵琶湖の湖面に映った十五夜の月を眺めて、須磨の「今宵は十五夜なりけり」の一説を書き出したことが、大作「源氏物語」の始まりだったと言われています。
三十八所権現社本殿
石段にカップルがお座りして仲良くお喋りしていたのでドアップになってしまいましたが、三十八所権現社本殿は、やはり淀殿の寄進により1602年に建立されたもので、国指定重要文化財です。
御祭神は、初代の神武天皇から38代の天智天皇までの歴代天皇ということで三十八権現社となるわけですね。
創建については、良弁僧正によるものとされる説がありますが定かではない様です。
経蔵
建立年代は定かではありませんが、形状等から推定して16世紀後半のものと考えられ、県下で最古の校倉造の構造物として、国指定重要文化財になっています。
かつては同じく国指定重要文化財の「石山寺一切経典」や「校倉聖教」等、貴重な経典類が収められていたそうです。
安産の腰掛石
ところで校倉造の経蔵の下部の束の一部は、露出した硅灰石の岩盤に直接建てられており、その束を抱く様に岩盤に座ると安産になると伝えられています。
普通に、「誰だよ?こんなところに座布団忘れたヤツは?」と思ってしまいました。(·∀·)
紫式部供養塔
石山寺で「源氏物語」を執筆した紫式部の供養塔ですが、石造の宝篋印塔の笠を三つ重ねた珍しい形式で、初重の四面に仏像が浮き彫りにされ、相輪の代わりに宝珠を冠る等、珍しい形式で、鎌倉時代中期頃の建立と推定されています。
何か初めて聞きますが、国指定重要美術品となっています。
松尾芭蕉句碑
句碑自体は、殆ど読めませんが看板があって助かります。(·∀·)b
「あけぼのは まだむらさきに ほとぎす」
芭蕉が「源氏の間」を詠んだ句ですが、背後に銘が刻まれており、1849年に信州の松岡斎梅朗によって建立されたものです。
紫式部、松尾芭蕉、島崎藤村…名だたる作家たちに愛された石山寺は、創作意欲を掻き立てるパワースポットなのかもかも知れません。
おまけ
ある方にご指摘いただいて、一昨日の「さかさもみじ・さかさ屏風」の写真を拡大・加工してみたら龍様がくっきりと写っていました。∑(๑º口º๑)!!
石山寺 情報 by 関西御朱印 ブログ
滋賀県大津市石山寺1-1-1
TEL:077-537-0013
無休
入山料 中学生以上 600円 小学生 250円(※各団体割引有り)
本堂内陣拝観料 中学生以上 500円(※団体割引有り) 小学生 250円
石山寺と紫式部展入場料 中学生以上 300円(※団体割引有り) 小学生 150円
拝観時間 8:00~16:30(※最終入山 16:00)
納経所受付時間 9:00~16:00
初穂料 300円
公式ホームページ 大本山 石山寺 公式ホームページ (ishiyamadera.or.jp)
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今日は、滋賀県大津市本堅田の地酒波乃音をおススメ。
そろそろ熱燗をいただきたい季節ですね~。
袋に入れて、吊り、ぽとぽとと垂れ落ちるしずく酒を、斗瓶という1斗瓶(1.8L10本文)に入れて熟成させた、出品酒仕様の1本です。
無圧状態で垂れ出る、自然の重力だけで搾られた、旨味の詰まった1本です。
さしあさっての目標はカニさんを指でちょんちょんすることみたいです!
毎日イメトレ励んではります…