Contents
- 1 石山寺 Vol.5
- 1.1 その他境内
- 1.2 御朱印
- 1.3 石山寺 情報 by 関西御朱印 ブログ
- 1.3.1 滋賀県大津市石山寺1-1-1
- 1.3.2 TEL:077-537-0013
石山寺 Vol.5
その他境内
まあ、既に三十八所権現社本殿からは、本堂域から石段を上ってたんですけど。(·∀·)
多宝塔
石段を上って多宝塔を目指します。
背後の硅灰石も情報から撮影しておけば良かった…。
硅灰石の上に聳え立つ多宝塔は、1194年に源頼朝の寄進により建立された日本最古の多宝塔であり、国宝に指定されています。
多宝塔内部には、御本尊として金剛界の大日如来像(国指定重要文化財)が安置され、胎内の銘文と作風から鎌倉時代を代表する仏師:快慶の作であることが判明しています。
また、御本尊を囲む四天柱には、金剛界の諸尊と五大尊が描かれており、平安時代から鎌倉時代に移る過渡期の仏画の水準を示す貴重な作例として、やはり国指定重要文化財となっています。
しかし、何とも言えない可愛らしい多宝塔ですね。(·∀·)
源頼朝・亀谷禅尼供養塔
方向音痴の私にはツライところですが、西側(たぶん左側)が亀谷禅尼、東側が源頼朝の供養塔とあり、これまたたぶん、亀谷禅尼の方が国指定重要文化財となっています。
しかし、「宝篋印塔一棟」としか記載が無かったので、確信はありません。(·∀·)
ところで、亀谷禅尼とは、「鎌倉殿の13人」の一人で朝廷との外交役を務め、石山寺の毘沙門天に戦勝祈願をしたことで知られる中原親能の妻であり、源頼朝の第二の姫(三幡)の乳母を務めた方です。
中原親能は義経が京で後白河法皇に謁見した際に同行していた記憶がありますが、奥さんは登場していないし、中原親能自体もいつの間にか退場してる様な…。
それはともかく、亀谷禅尼は剃髪後は石山寺に住み、宝塔院を建立して本尊の大日如来像の胎内に源頼朝の髪を納める等、日々勤行を為し、頼朝に石山寺の再興を勧め、後の石山寺の発展に大きく貢献した人物です。
ちなみに、中原親能は、「鎌倉殿の13人」で今尚健在の大江広元のお兄さんです。
めかくし石
目隠しをしてこの石塔の塔身を抱きとめられれば願いが叶うとのことで、若者に人気だそうですが、コレ失敗すると前歯逝きませんか??(·∀·)
若宮
御祭神は、天照皇大神・弘文天皇で、弘文天皇は壬申の乱後、この地に葬られたとされています。
芭蕉庵
茶室である芭蕉庵は、元禄年間(1688年~1704年)に石山寺近隣の幻住庵に滞在していた松尾芭蕉が度々訪れ、この地に滞在したと伝えられています。
芭蕉庵の横から瀬田川・琵琶湖を望む光景を見ると、なるほど一句詠みたくなりますな。(·∀·)
月見亭
芭蕉亭に隣接し、崖からせり出す懸造形式で建てられた月見亭は、瀬田川や琵琶湖を望む景勝地にあり、「近江八景 石山の秋月」の図で有名で、寺伝によると保元年間(1156年~1158年)に後白河天皇が行幸した際に建立されたのが始まりと伝えられ、現存するものは、1687年に再建されたものです。
下から見上げた月見亭。
心経堂
心経堂は、花山法皇三十三所復興一千年記念行事の一環として、1990年に建立された堂宇で、内部中央には如意輪観世音菩薩と石山寺に奉納された写経を納める輪蔵が安置されています。
光堂
光堂は、石山を発祥の地とする東レ株式会社の寄進により2008年に建立された堂宇で、鎌倉時代に存在したと言われる光堂を再現したもので、懸造様式を用い、内部には御本尊として阿弥陀如来が安置されています。
光堂の隣にある慰霊塔も東レ株式会社の寄進によるものです。
紫式部像
石山寺に七日間参篭して「源氏物語」の着想を得たとされる紫式部は、平安時代中期の女流文学者で、越前守藤原為時の娘として生まれ、藤原宣孝と結婚し、後冷泉院の乳母となる大弐三位賢子を産みます。
藤原道長らに厚遇され、一条天皇の中宮である藤原彰子や上東門院等に仕え、夫の没後に「源氏物語」の執筆に取組みます。
2025年の大河ドラマで吉高由里子さんがどう演じるのか楽しみですね。(*>ω<*)
豊浄殿
豊浄殿は、ミュージアム的なもので、毎年、春と秋に「石山寺と紫式部展」が開催される他、石山寺の宝物や紫式部や「源氏物語」に関する美術品が展示されています。
ちょうど、「石山寺と紫式部展」が開催中だったので入ってみたところ、源頼朝直筆の書状や「源氏物語」のあらすじが10分でわかるパネルが展示してあり、面白かったです。
ちなみに、源頼朝の書状は達筆すぎて読めませんが、内容は「本を二冊貸してくれへん?」という手紙に対するお返事だとか。(·∀·)
源氏文庫
「何かいな?」と思って、豊浄殿の方に伺うと書庫だそうです。
鐘楼
鐘楼も源頼朝寄進によるものと伝わり、梵鐘ともども国指定重要文化財です。
普賢院跡
亀谷禅尼が暮らしていた普賢院は、現在は存在していませんでした。
御朱印
本堂内の納経所で、西国三十三所霊場第十三番札所の御朱印を頂戴しました。(·∀·)b
石山寺 情報 by 関西御朱印 ブログ
滋賀県大津市石山寺1-1-1
TEL:077-537-0013
無休
入山料 中学生以上 600円 小学生 250円(※各団体割引有り)
本堂内陣拝観料 中学生以上 500円(※団体割引有り) 小学生 250円
石山寺と紫式部展入場料 中学生以上 300円(※団体割引有り) 小学生 150円
拝観時間 8:00~16:30(※最終入山 16:00)
納経所受付時間 9:00~16:00
初穂料 300円
公式ホームページ 大本山 石山寺 公式ホームページ (ishiyamadera.or.jp)
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実は、私も「源氏物語」は読んだことがないのですが、マンガならスラスラ読めそうということで、「まんがで読む源氏物語」です。