関西御朱印 ブログ
今年から始めた御朱印収集巡りを紹介していきます。たまに閑話休題でペットやグルメ、友人夫婦の子育て日記などについても書き込ますので併せてお楽しみください。
兵庫県 西宮市

神呪寺 名前から横溝正史のおどろおどろしい世界を想像して参拝しました

門戸厄神東光寺に参拝後は、北上してすぐの上ヶ原八幡神社にお詣りしたのですが、残念ながら社務所ご不在で、ブログ的にはパス。

で、再度西方に向かい、甲山にある神呪寺に行ってみることにしました。

神呪寺へ

実は、近隣の甲山霊園に祖父のお墓があるので、両親の生前は何度かお墓参りに来て、神呪寺の前は通ったことがあり、横溝正史の世界みたいな名前と気になっていました。(·∀·)

私が生まれる前に亡くなった祖父なので、最近は行っておりませんが…。

駐車場に車を停めて、道路を渡れば境内ですが、ふと逆を見ると山門があったので、行ってみることに。

仁王門

山門は、仁王門でした。

コチラでは、阿形ではなく仏教における四天王の一人「増長天」と記されていました。

そして、吽形ではなく同じく仏教における四天王の一人「廣目天」。

もしかして、裏側にもうお二方「持国天」、「毘沙門天」もいらっしゃいましたか?(·∀·)

ところで、1804年に再建されたこの仁王門は、西宮市指定の有形文化財。

ホントは、参道はもっと下から続いている様ですが、今日はこのへんで…。

境内入口

仁王門を潜り、甲山大師道という幹線道路を渡ると境内です。

甲山の木々が美しいですね。(·∀·)b

甲山

甲山は、西宮市のほぼ中央に位置し、お椀を伏せた様な円い美しい山で、古くから聖山として知られ、西宮市のシンボルとしても愛されています。

190年頃、神功皇后が平和を祈願して金の兜を埋めたと伝えられ、形状が兜に似ていることから甲山と名付けられたものです。

創建

淳和天皇の第四妃である真名井御前は、如意輪観音への信仰が厚く、かねてからの念願であった出家を果たすため、828年に密かに宮中を抜け出し、頂法寺(六角堂)にて修行を行い、その後、浜南宮(現在の西宮神社)・廣田神社を経て、その神奈備山である甲山に入り、弘法大師の協力を得て、三年間、神呪寺で修行を行いました。

830年には弘法大師が山頂巨大な桜の木を真名井御前の体の大きさに刻み、如意輪観音像を作り、翌831年にこの如意輪観音像を本尊として本堂を建立、同時に真名井御前は弘法大師より剃髪を受けて出家し、僧名を如意尼としました。

ところで、いくら名だたる僧とはいえ、皇后を天皇の許可なく出家させて良いのか…(·∀·)

ちなみに、数年後に淳和天皇が神呪寺に行幸され、二人は再会されたそうです。

尚、寺号の「神呪寺」の由来は、甲山を神の山とする信仰から「神の寺」(かんのじ)から命名されたものだそうで、「神呪」(じんしゅ)は、呪文、マントラ、真言とほぼ同義語で「仏の真の言葉」という意味があるそうです。

横溝正史のおどろおどろしい世界観はどこいった?(·∀·)

弁天池と弁財天社

境内に入ってすぐ左手の弁天池に浮かぶ弁財天社には、赤い反り橋が架かっていますが、

「この橋渡るべからず」でお詣りはできません。(·∀·)

しかし、美観ではあります。(·∀·)b

本堂

石段を上りきった先に見える本堂は、1841年に再建されたもの。

前述の御本尊:如意輪観音像が安置されています。

本堂内の様子です。

扁額は「如意輪融通観世音菩薩」となっています。

賽銭箱が$袋風なのは、ちょっと笑いました。(·∀·)

本堂前にいらっしゃった狛犬(阿形さん)。

その横にも淳和天皇のお名前が刻まれています。

諸堂

弁天堂

下ではお詣りできなかった弁財天様は、コチラの弁天堂でお詣りできます。

大師堂

弘法大師を祀る大師堂は、1912年に再建されたもの。

不動堂

不動明王を祀る不動堂。

茶堂

接待所ではありますが、阿弥陀如来が祀られています。

恵光堂

聖観世音菩薩を祀る恵光堂は、2011年に建立されたもの。

賓頭盧尊

お釈迦様のお弟子さんで、堂の前に安置されている賓頭盧尊は、いわゆる「撫で仏」で、病んでいる部位を撫でると病気平癒の功徳があると言われています。

多宝塔

多宝塔は、1980年に建立された比較的新しいものです。

境内社

稲荷社

甲山稲荷大明神・白瀧大明神・白菊大明神を祀る稲荷社。

白髭大明神社・善女龍王社

白髭大明神を祀る白髭大明神社と善女龍王を祀る善女龍王社。

その他境内

鐘楼

「高松宮殿下行幸 梵鐘銘 天下和順」と記されています。

展望台

甲山の中腹ということで、展望台が設けられており、西宮市内を一望することができます。

西国三十三所石仏群

西国三十三ヵ所霊場の石仏がズラリと並ぶ石仏群。

なぜか、石山寺のアピールが凄かったので撮ってしまいました。(·∀·)

ところで、石仏群の中央には花山法皇遙拝所があります。

尚、甲山全体を使った大規模な四国八十八ヵ所めぐりもあるのですが、この気温の中、ハイキングコースを歩くのはちょっと…でまたもや未遂でした。

地蔵尊・菩薩像

ホントにたくさんいらっしゃって、一部だけですがご紹介。

交通安全地蔵尊。

子育て地蔵尊。

水子地蔵尊。

高雄地蔵大菩薩。

慈母観世菩薩。

塚・慰霊碑

塚や慰霊碑も多々あって全部は紹介できませんが、最もインパクトがあったものを…

何でやねん!?(·∀·)

しかも、モダンでカッコイイ…。

御朱印

コチラの寺務所で、

直筆の御朱印を頂戴しました。

神呪寺 情報

兵庫県西宮市甲山町25-1

TEL:0798-72-1172

無休
拝観料 無料
拝観時間 9:00~16:00
寺務所受付時間 9:00~16:00
初穂料 300円
公式ホームページ “甲山大師”神呪寺のホームページ (www.ne.jp)
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全く関係ありませんでしたが、個人的に横溝正史:金田一耕助の最高傑作と思う「悪魔の手毬唄」の文庫本を読書の秋に備えてお薦めします!

ちなみに、映画版も磯川警部役の若山富三郎さんの演技が素晴らしくてラストシーンも印象的で、何度も観てます。(·∀·)b

ABOUT ME
kimikan
55才のおじさんです。 体調を崩して、今年1月末に退職し、現在無職の日々を過ごしています。 せっかくの機会を活かし、新たに始めた関西近郊の御朱印収集を中心に、愛するペットや友人の子育て日記、グルメネタ等について日々綴っていこうとブログを開設しました。 拙い文章ですが、どうぞよろしくお付き合いください。

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