神峯山寺へ
ホントは、安岡寺の後、神服神社に参拝したのですが、残念ながら社務所がお留守で御朱印を頂戴することができなかったので、一旦スルーして神峯山寺です。
北摂三山の安岡寺が南山で、神峯山寺が根本山ということで、位置的にはより一層高槻の山部に入った感じですが、じゃあ北山の本山寺はどこまで行くのか…。(·∀·)
カーナビの指示で細い道を進んでいくと、「直角に左折して折り返せ」なんて訳のわからんことを言われたら、通行止めで細い道をバックで帰るハメになるし。
後から思えば、そこは神峯山寺職員専用路だった様で迂回して大通りを走ると大きな有料駐車場に辿り着くことができました。
山門への道
金毘羅飯綱大権現社
有料駐車場の向かいにある山の斜面に、写真ではわかりづらいですが、「神峯山地主之神」と記された金毘羅飯綱大権現社が鎮座されています。
ところで、金毘羅飯綱大権現は、神峯山寺の創建に大きく関わってきますのでよく覚えておかないと試験に出ますよ。(·∀·)
自然道
駐車場から山門までは、徒歩5ふんほどですが、ハイキングコースと兼用になっているので自然の景色を楽しみ、マイナスイオンを頂戴しながら向かうことができます。
このあたりにポンポン山なんて面白い名前の山があるそうですが、遠くのコレ??
道中所々にある燈籠は「行者燈籠」と言われ、役行者が歩く足下を照らす役割を果たしていたものと思われます。
名神高速のそばで自然と文明の調和を味わい、
私的に大好きで、涎が出そうな赤い橋が見えると山門に到着です。
笈掛石
「笈」というのは、「行脚僧や修験者等が仏像・仏具・経巻・衣類等を入れて背負う道具」を意味するそうなので、役行者がここで笈を下して休んだものと思われます。
山門(仁王門)
この日3度目となる仁王門ですが、前に狛犬さんがいらっしゃるのは神仏習合の名残でしょうか?
そういえば、先ほど迷い込んだ職員専用道路の入口にも鳥居がありました。
立派な狛犬(阿形さん)です。
金剛力士像の阿形さん。
同じく吽形さんも今回はバッチリ撮影できました。(·∀·)b
創建
「神峯山寺秘密縁起」によると、697年に役小角(えんの おづの)という役行者が大和国の葛城山(金剛山)で修行をしていたとき、北方の山から黄金の光が発せられているのを見て霊感を感じ、その方角に向かうと神峯山寺の位置に辿り着きました。
役小角は、そこで金毘羅童子に化身した山の神である金毘羅飯綱大権現と出会い、霊木を入手する様に言われました。(駐車場のところにあった金毘羅飯綱大権現社覚えてました?)
役小角が霊木を探し出してくると、金毘羅童子は4躯の毘沙門天を造り上げると、1躯は鞍馬山、1躯は信貴山、1躯は北山(本山寺)に飛び去ったといい、最初に造られた1躯が神峯山寺に留まったので、「根本山」と号したと伝わります。
ところで、鞍馬山にある鞍馬寺、信貴山にある朝護孫子寺、北山にある本山寺は、現在も毘沙門天を御本尊としていますが、この逸話は神峯山寺にのみ残されたもので、他の各寺院との関連性は定かではありません。
開山以後の神峯山寺は、修験霊場として多くの修験者を迎え入れ、近畿の修験道場として名が高い比叡山、比良山、伊吹山、愛宕山、金峰山、葛城山とともに七高山の一角として大いに栄えたとされています。
参道
山門で入山料を支払い、境内に入った参道の風景です。
ココも紅葉の絨毯がなかなかのものでした。
手水鉢
境内に入るとまず目についたのが、一枚岩をくり抜いた手水鉢です。
しかし、こういう岩を産出する自然もスゴイですが、こう活用する人もスゴイですね。
寂定院
塔頭の一つである寂定院。
紅葉
女性たちがキャーキャーと何枚も撮影していましたが、私にはセンスが無い…。(·∀·)
参道左手
参道の左手にある石段を上ってみると、
化城院
2013年に建立された塔頭の一つで、現在は護摩堂として使用される化城院には、堂内中央に不動明王、脇侍として梵天像、帝釈天像が安置されています。
宝塔院
宝塔院は本坊であり、参道に面した部分は総合案内所(納経所)になっています。
妙智院
更に奥に進むと、霊園の入口となる妙智院があります。
さて、参道に戻り、総合案内所(納経所)の前を通り過ぎ、少しばかりの石段を上ると本堂域に突入です。
神峯山寺 情報 by 関西御朱印 ブログ
大阪府高槻市原3301-1
TEL:072-688-0788
無休
入山料 400円
拝観時間 9:00~17:00
納経所受付時間 9:00~17:00
初穂料 300円
公式ホームページ 大阪高槻市 日本最初毘沙門天 神峯山寺 Kabusanji
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季節の果物ということで、昨夜、今年初めての柿を美味しくいただきました。
柿の栽培を始めて百余年、西吉野の熊代農園の富有柿です。
有機発酵肥料使用・減農薬で栽培。とろりとした甘さとすっきりとした後。家庭用のため形の不揃いな物や傷が付いているのものも入ります。