粉河寺 Vol.2
参道
参道は長屋川を挟んで、南北に分かれています。
ところで、この長屋川が、前回の創建のお話に出てきた米の研ぎ汁の様に白い川のことで、「粉河」の由来となったものです。
南側参道
修徳院
塔頭である修徳院。
圓解院
同じく塔頭である円解院と二軒の塔頭が南側参道に位置しています。
北側参道
不動堂
不動堂には、弘法大師が爪彫(爪を使って彫る)したとされる不動明王が安置されています。
羅漢堂
羅漢堂に何が安置されているのか不明ですが、
上部では何やら十体の像が、コチラを見ている様な…。∑(๑º口º๑)!!
子育地蔵尊
コチラの子育地蔵尊様は、1734年、粉河の鋳物師である木村安成の作で、子供の無病息災の御利益を得ることができます。
本坊
本坊の様子です。
しかし、どこの寺院の本坊も重厚感に満ち溢れていますね。
童男堂
御本尊として、千手観音の化身とされる童男大士を祀る童男堂は、1679年に建立されたもので和歌山県指定有形文化財です。
棟札により、1755年に現在の様な屋根に変更したことが判明しています。
しかし、残念なことに童男大士像は秘仏のため、普段は御堂は閉じられており、一年に一度、その年を締めくくる観音様の縁日である「終わり観音」と言われる12月18日に「童男会」が開かれ、御開帳されるそうです。
ところで、その当日は、御本尊だけでなく、江戸時代前期のすぐれた作品とされる壁画や天井画、欄干の飛天や極楽鳥の彫刻も拝観可能となるので、「童男会」は年に一度の貴重な機会となります。
普段は、扁額で我慢するしかありません…。(·∀·)
仏足跡
足下にあった仏足跡を見た後、写真を撮り忘れ、なぜか背後の石に注目してしまいました。
江戸時代の傑僧である願海上人の筆によるものだそうです…。
なぜか異様に興味を示して、裏まで撮影してしまいました。(·∀·)
出現池
木枠越しにしか見ることはできませんが、千手観音の化身である童男大士が、柳の枝を手に持って、白馬に乗ってこの池から現れたと伝えられています。
現在では、放生池の意味合いも持っているそうです。
中央に童男大士像、
左手の三角堂に、よく見えませんが、千手観音が安置されています。
念仏堂
念仏堂は、別名を光明殿とも言い、江戸時代後期の建立物で、御本尊として阿弥陀如来が安置されています。
露座仏
露座仏と呼ばれる阿弥陀如来坐像は、1862年の作品で紀州藩八代藩主である徳川重倫らにより寄進されたものですが、粉河鋳造物として数少ない鋳銅仏像として貴重なことから、紀の川市指定有形文化財(美術工芸品)になっています。
太子堂
太子堂は、弘法大師ではなく、童男大士…でもなく聖徳太子を祀っています。
しかし、仏教に欠かせない方ではありますが、いきなり聖徳太子に意表をつかれました。
無縁塔
たまにお見かけするものですが、無縁の墓石を搭状に集めた無縁塔だと初めて知りました。
阿野タツ乃自之像
阿野タツ乃さんが、どの様な人か調べてみましたがナゾでした。
「頌徳」と刻まれているので、何らかの徳を称えられる様な方なんでしょうが…。
身代り地蔵尊
身代り地蔵尊のお足下には、
たくさんのミニ地蔵尊様がいらっしゃり、辛いことや苦しいことを身代りになって引受けてくださるそうです。
本堂にて絶賛販売中なので、間違ってもコチラで拝受してはいけません。(·∀·)
有本芳水詩碑
有本芳水は、現在の兵庫県姫路市に生まれ、岡山市の関西中学を経て、早稲田大学を卒業した後、実業之日本社に入社し、「日本少年」という雑誌の主筆として活躍した詩人です。
「馬の背にしてかへり見る 春暮れ方の紀伊の國 松原かげに旅びとの すげ笠あまたに行きかひて 赤き夕日はたちばなの 花咲く上に匂ふかな 紀の河 河原 河ぞひを のぼればここは粉河寺 赤き笈摺堂 白き笠 巡礼の子に打ち交り 西国三番 ちちははの めぐみも深き 粉河寺和賛を高う誦するかな」粉河寺にて 有本芳水
手水舎
コチラの手水舎に供えられた
手水鉢(盥漱盤 かんそうばん)は、1775年に粉河鋳物師である源正勝の作品で、江戸時代に全国に知られた粉河鋳物の代表的な作品として、紀の川市指定有形文化財(工芸品)となっています。
粉河寺 情報 by 関西御朱印 ブログ
和歌山県紀の川市粉河2787
TEL:0736-73-4830
無休
拝観料 無料(本堂内陣拝観料 400円)
拝観時間 8:00~17:00
納経所受付時間 8:00~17:00
初穂料 300円
公式ホームページ 粉河寺|西国第三番札所|厄除観音|和歌山紀の川市 (kokawadera.org)
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続いての和歌山のイメージと言えば、紀州南高梅かなぁ~?
ということで、紀州南高梅の御徳用つぶれ梅をご紹介します。
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