前日から体調を整えつつ、久しぶりに参拝に出かけたこの日。
以前、一年だけ転勤で支店に勤めた経験があり、ある程度土地勘のある吹田市に出かけました。
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素盞嗚尊神社(江坂神社)へ
とはいえ、やはり詳細はカーナビに頼らざるを得ず、一度南側の正面鳥居に到着してから周囲を周って、最終的には北側の方から入って駐車場を見つけるパターンとなりました。
南側正面鳥居の模様です。
あれ?「素盞嗚尊」じゃなくて「素盞烏尊」なの?
公式ホームページは、「素盞嗚尊」なので、スルーで…。
創建
「郷土史」に記されたことによれば、700~800年前に、榎坂村広芝にあった神祠と小曽根村寺内にあった神祠を併合し、現在の社殿としたとされています。
しかし、確固たる根拠は見当たらないとのことです。
後に、1952年頃に作成された神社明細書では、神社の創建を1184年とし、京都八坂神社の御分霊を勧請し、1442年に現在地に奉遷した旨の記述がありますが、これにも確たる根拠は見当たらないそうです。
ただ、石鳥居に天和三年(1683年)と銘されており、遅くとも江戸時代の初期には、神社としての社頭景観を整えていたことが窺え、中世後期に創建されたと考えられています。
江戸時代には、感神院あるいは牛頭天王社と称し、現在も新設する松泉寺を神宮寺として併設していましたが、明治の神仏分離令後に、現在の社名に改称されています。
現在、石鳥居に掲げられた扁額は「感神宮」となっていますが、これも仏教色を消すために「院」を「宮」に改めたものだそうです。
石鳥居を潜った右手に現存する松泉寺です。
拝殿と御祭神
石鳥居を潜った先、左手には、
手水舎があり、
石段を上った先が拝殿になります。
拝殿の様子です。
主祭神は社名の通り、素盞嗚尊で、相殿神として天照大御神と誉田別尊が祀られています。
誉田別尊は、応神天皇のことですね。
三柱によって得られる御神徳は、「庶民守護」(人々を厄災から守り、家に幸福をもたらす)、「疫病祓除」(流行病を防ぎ、人々を病気から守る)、「尚武護国」(武を貴ぶ気風を育み、国を守る)、「早魃救済」(日照りに慈雨をもたらし、人々を救う)とされています。
拝殿前の狛犬(阿形さん)です。
ちなみに、現在の社殿は1969年に改築されたそうです。
本殿
拝殿裏の本殿は、中は拝見できませんが、吹田市指定有形文化財ということで、
写真で、様子を知ることができました。
岩本稲荷社
境内末社の岩本稲荷社です。
宇迦之御魂神が祀られており、御神徳は、商売繁盛・五穀豊穣・家内安全です。
伊勢神宮遙拝所
遥か遠くに伊勢神宮を拝む…と思いきや、ちゃんと写真が設置されているという珍しいパターンの遙拝所でした。
御神木と家形石棺の蓋
御神木を見上げていて気づきませんでしたが、この御神木の足下(だと思います)に、明治初期に発見された7世紀初頭の竜山石製石棺の蓋が置かれていた様です。
もしかして、奥に立っている石板のことでしょうか?
太鼓神輿
神社が所有する1853年に制作されたという太鼓神輿は、
資料保存館内に保管されています。
絵馬
絵馬には、素盞嗚尊が八岐大蛇を退治するイラストが描かれていて、力強く大願成就を後押ししてくれています。
北側鳥居
コチラが一回り小さめの北側の石鳥居。
コチラも扁額も含めて、「烏」となっていますね。
油掛地蔵尊
境内から北側鳥居を出て左側にある坂道を下ると駐車場なんですが、駐車場内に
油掛地蔵尊が安置されています。
元々は、近隣の垂水町にあったそうですが、道路拡張工事に伴い移設されたそうです。
かつて、小栗判官が地方巡遊の折に、垂水の地で車が動かなくなった際に、この地蔵尊に油を掛けてお詣りしたところ、車が動く様になったという逸話があるお地蔵様です。
御朱印
コチラの社務所で、
2枚セットの書置き御朱印を頂戴しました。
ところで、手書きすると「鳴」になるんですね…。
素盞嗚尊神社(江坂神社) 情報
大阪府吹田市江坂町3-68-11
TEL:06-6384-8434
無休
参拝料 無料
参拝時間 24時間可能
社務所受付時間 9:00~17:00
初穂料 500円(書置き御朱印2枚セット)
公式ホームページ 江坂神社 (esakajinja.or.jp)
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