綱敷天満宮へ
以前から気になっていたのですが、神戸にも「綱敷天満宮」があり、大阪の「綱敷天神社」とどう違うのかと思い、向かってみることにしました。
大阪の「綱敷天神社」の御由緒については、コチラのページをご参照ください。
綱敷天神社御旅社 大阪梅田の中心街の繁栄と行きかう人々を静かに見守る神社|関西御朱印 ブログ (kimikan.com)
全く無計画な一日は、まずは須磨まで1時間ほどのドライブで始まった次第です。
しかし、いざ到着してみると須磨寺にほど近い場所にあり、あの時に行っておくべきだったと後悔先に立たず…。
正面朱鳥居
「天満宮」の扁額が掲げられた朱鳥居は境内西側にありました。
大きく「須磨の天神さま」とも掲げられています。
ところで、高市早苗さんまでいらっしゃいますが、自民党員様なのでしょうか?
コチラは南側の入口になります。
社号標も立っているので、気分的にはコチラに鳥居がある方が自然に思えますが…。
創建
やはり、大阪の綱敷天神社同様、菅原道真公が大宰府に左遷される折に、この地で漁師たちが作った網の大綱による円座でご休憩されたことが始まりで、天神信仰の煽りもあって、菅原道真公没後の979年に、地元の人々が祠を建てて祀ったとされています。
しかし、大阪の綱敷天神社では「梅の花がキレイだったので」というのが理由でしたが、コチラの綱敷天満宮では、須磨の浦で波が高くなり航海を中断されたためとされています。
ところで、綱敷天満宮・綱敷天神社・綱敷天満神社と呼び名は違えど、菅原道真公が大宰府に左遷された折に立ち寄ったことに起源する神社は、九社存在するそうです。
実は、神戸市灘区にもあるそうなので、近いうちに参拝してみたいところです。
拝殿と主祭神
拝殿の様子です。
主祭神は、菅原道真公一柱のみです。
拝殿内の様子です。
この日は置かれていませんでしたが、お子様の初宮詣りの際には、茄子型をした「茄子の子安台」が拝殿内に設置され、その上にお子様を寝かせて御祈祷を受けることで、お子様の健やかな成長を願うそうです。
拝殿前の狛犬(阿形さん)だと思うのですが、アナタはイヌですか??(·∀·)
随分、独特なフォルムをされていますね。
境内社
厄神社
天照大神・応神天皇を御祭神とする厄神社。
ココからは、東側入口の朱鳥居から出て、道路を挟んで西側に祀られています。
諏訪神社
建御名方命を御祭神とする諏訪神社。
狩猟・農業・国家鎮護の守護神で、社殿が東向きに建っていることから「東向明神」とも呼ばれ、諏訪神社の「諏訪」が訛って「須磨」という地名になったという説もあります。
絵馬が可愛かったので撮影してみました。
白蛇社・稲荷社
この地にいた白蛇を地神として祀る白蛇社と京都の伏見稲荷大社から勧請した宇迦之御魂神を御祭神とする稲荷社。
弁天社
市杵島姫命を御祭神とする弁天社。
智慧の道
ところで、境内入口の朱鳥居と西側の末社の敷地の間を通る道は、「智慧の道」と名付けられています。
石碑に書かれている様に、この道を北上すると須磨寺に行きつくのですが、学問・智慧の神様である菅原道真公と「いろは」を発案した弘法大師に関わりの深い須磨寺を結ぶ道ということで「智慧の道」とされ、この道を歩くと智慧を授かったり、学業成就の御利益があるとされています。
しかし、弘法大師が「いろは」を発案された方だというのは初めて知りました。
で、調べてみると、最近では弘法大師より後の時代に作られたという説が有力とされるとともに、最古の「いろは歌」が万葉がなで記されていること等から、奈良時代に遡り、柿本人麻呂を作者とする研究者もいるそうです。
サーフボード型石畳
綱敷天満宮には「人生の波に乗ろう」とのキャッチフレーズ(?)があり、後から知ったので、この写真は主鳥居の写真を拡大したものですが、石畳のところどころにサーフボード型の石畳が織り込まれています。
中には二枚通しての様な大きなものもあった様ですが、サーファーじゃないので…。(·∀·)
次回は、そんな遊び心に溢れた境内をご紹介します。
綱敷天満宮 情報 by 関西御朱印 ブログ
兵庫県神戸市須磨区天神町2-1-11
TEL: 078-734-0640
無休
参拝料 無料
参拝時間 24時間可能
社務所受付時間 9:00~17:00
初穂料 500円(※記念品つき)
公式ホームページ 綱敷天満宮【神戸・須磨】公式ホームページ – 綱敷天満宮【神戸・須磨】公式ホームページ (tsunashikitenmangu.or.jp)
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たまたま、先日、尼崎阪神百貨店に出店されているのを見かけました。
太宰府天満宮との天満宮つながりということで、受験生を応援させていただきます。