関西御朱印 ブログ
今年から始めた御朱印収集巡りを紹介していきます。たまに閑話休題でペットやグルメ、友人夫婦の子育て日記などについても書き込ますので併せてお楽しみください。
兵庫県 神戸市 兵庫区

能福寺 Vol.1 日本仏教の父:最澄傳教大師最初の教化霊場と兵庫大仏の寺院

長田神社で御朱印を書いていただいている間に、社務所のベンチで「omairi.com」さんで検索すると、割と近そうなところに兵庫大仏があるとな?(·∀·)b

長年に渡り、兵庫県に住んでおりますが、兵庫県に大仏さんがいらっしゃるとは存じ上げませんでした。

能福寺へ

ということで、その寺院:能福寺を目指しましたが、途中で神社も発見したり、なかなか参拝数をこなせそうな地域の模様です。

すんなりと境内に駐車完了していざ参拝。

というか、駐車場が大仏さんの隣って書いてあったんだけど良いのでしょうか?(·∀·)

一旦、表に出て、

って、山門無いし、大仏さん丸見えでした。(·∀·)

創建

平安時代、奈良朝の政教一致の国策により奈良仏教は全盛時代を誇っていたものの、時の権力の擁護の下に仏教本来の衆生済度を忘れ、党派を組み、門閥を作り、その弊害は次第に甚だしいものになっており、その弊害を一層せんと桓武天皇は都を平安京に移しました。

785年に東大寺戒壇院で受戒した最澄は、この様な状況下において真に民衆のための仏教を興すべく奈良を去り、比叡山に入山します。

やがて、桓武天皇の深い信頼を得た最澄は、804年に勅命を受けて唐に留学し、翌年帰途として兵庫県大和田の泊(現在の兵庫港)に上陸したところ、当時の庶民は大いに喜んで最澄を歓待し、堂宇を建立し、最澄に仏教の教えを乞い、最澄は薬師如来の御利益を説き、自ら像を彫り、御堂に安置し、国の安泰・庶民の幸福を祈願して、能福護国密寺と称したのが能福寺の始まりで、最澄の日本初の教化霊場となります。

最澄は、翌806年に比叡山に日本天台宗を開創し、桓武天皇の勅許により公認されますが、奈良仏教の強烈な弾圧に屈せず、国家安泰と衆生の利益という徹底した民主教学を樹立し、人間は悉く仏性を具え、万民衆生は全て平等とする民主主義の根本を示します。

やがて、この教学の下から慈殻大師円仁和尚(天台第3世座主)、源信上人(日本浄土教始祖)、良忍上人(融通念佛宗)、法然上人(浄土宗)、栄西禅師(臨済宗)、親鸞上人(浄土真宗)、道元禅師(曹洞宗)、日蓮上人(日蓮宗)等、諸宗の卓越した開祖を輩出したことから、最澄は日本仏教の父、比叡山は日本仏教の母山と各宗から崇敬されます。

822年に比叡山で亡くなった最澄は、866年に清和天皇から傳教大師の諡号を賜りますが、これが我が国における大師号宣下の最初となります。

兵庫大仏

兵庫大仏は、1891年に当時、流行していたキリスト教に対抗するために、豪商・南条荘兵衛の寄進により建立されました。

しかし、1944年に戦時の金属類回収令により、解体されて国に供出されています。

現在の兵庫大仏は、1991年に再建されたものですが、その材料には戦後に解体された大仏を発見した当時の住職が回収保管しておいた金属片を混入したものを使用しています。

どうやって、見つけたんでしょうか?(·∀·)

毘盧遮那仏(光明遍照)像で、重量約60トン・像高11mで、開眼法要には奈良市東大寺管長及び鎌倉市高徳院貫主が臨席したそうです。

それもあってか、能福寺では日本三大仏と猛アピール!(·∀·)b

しかし、現実には、東大寺・高徳院は確定として、三つ目は富山県高岡市の大佛寺の高岡大仏、岐阜県岐阜市の正法寺の岐阜大仏と諸説あります。

ところで、江戸時代には、豊臣秀吉・秀頼が建立した京都市の方広寺の京の大仏が三つ目でしたが、秀吉建立の初代は1596年の慶長伏見大地震により開眼供養前に倒壊、二代目は完成前に事故で溶解、秀頼建立の三代目は1662年の近江・山城地震により損壊・解体、四代目は木造建築で1798年に落雷により大仏殿もろとも焼失、天保年間に造立された五代目は民衆の手によるもので、出来栄えがあまりよくない上に上半身しかなかったそうで、三大仏に数えられることのないまま、1973年に失火により大仏殿もろとも焼失と、なかなか呪われた経歴をお持ちのまま、京の大仏は姿を消しています。

それでは、本日は、大仏さんの大きなお背中で…。

能福寺 情報 by 関西御朱印 ブログ

兵庫県神戸市兵庫区北逆瀬川町1-39

TEL:078-652-1715

無休
拝観料 無料
拝観時間 9:00~17:00
納経所受付時間 10:00~16:00
初穂料 300円
公式ホームページ 能福寺 (nofukuji.jp)
本日のおすすめ商品(【ふるさと納税】仮屋湾の真牡蠣(1.8kg)【殻付き】)
【ふるさと納税】仮屋湾の真牡蠣(1.8kg)【殻付き】

佐賀の玄海町の小ぶり牡蠣です。

とても食べやすいし、1.8kgでも結構な量あります。

去年、一昨年は牡蠣をパコって開けるやつ(アレ何て名前?)が付いてました!(·∀·)b

ABOUT ME
kimikan
55才のおじさんです。 体調を崩して、今年1月末に退職し、現在無職の日々を過ごしています。 せっかくの機会を活かし、新たに始めた関西近郊の御朱印収集を中心に、愛するペットや友人の子育て日記、グルメネタ等について日々綴っていこうとブログを開設しました。 拙い文章ですが、どうぞよろしくお付き合いください。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

CAPTCHA