関西御朱印 ブログ
今年から始めた御朱印収集巡りを紹介していきます。たまに閑話休題でペットやグルメ、友人夫婦の子育て日記などについても書き込ますので併せてお楽しみください。
大阪府 豊中市

萩の寺 東光院 Vol.1 萩の寺と称される風光明媚な寺院は見どころも満載でした

続いては、原田神社から近い萩の寺 東光院を目指します。

萩の寺 東光院へ

あまり記憶にありませんが、原田神社から5分程度で着いた様な気がします。

山門前に駐車場があったので、駐車させていただき、すんなりと参拝できました。

山門

御本尊である薬師瑠璃光如来の解脱門として1757年に全竜禅師により建立された総欅造りの山門で、薬医門とも表されます。

「東光閣」か「東光門」の様な気がしないでもありません。(·∀·)

1995年の阪神淡路大震災により大破しましたが、約半年後に修復されています。

山門前

萩の橋

車で来たので渡らなかったのですが、山門南側には趣のある橋が架かっています。

後述する大阪にあった時代、この橋を通って大阪城代を始めとする諸大名が参詣したと伝えられ、萩の寺の代表的景観として、この地にも架けられたものです。

ところで、かつては蛇喰池という恐ろしい名前の池があり、それに架かる延命橋という名だったそうですが、現在は橋の下は公園になっており、水は流れておりません。

延命の御詠歌碑

大阪地蔵講の総講元であった有郷言尚氏が延命講の発起を決意した法光を讃えて、1915年に建立されました。

「さかえ由く かぎりを志らず延命の みのりの露に生ひし樟」

北向延命地蔵尊

「延命橋」縁のお地蔵様で、本来のお祀りの方位とは逆に、お地蔵様自身が下座(南)に下り、参拝者が上座(北)になるという非常に珍しい「方違い」のお地蔵様です。

従って、このお地蔵様に合掌・礼拝すれば、瞬時に仏の位に昇り、大きな御利益があるとされています。

創建

奈良時代、中津川南岸の豊崎は死者を川べりに捨てる場所で、「浜の墓」と呼ばれていました。

735年に行基菩薩がこの地を訪れ、人々に日本初の火葬方法を伝授するとともに、自らの手で薬師如来像を彫り、付近に生えていた萩の花を供えたのが始まりとされています。

その後、人々の浄財により薬師堂が建立されました。

以来、薬師堂を寺名としていましたが、1681年に相模国の霊全和尚が入寺し、宗派を曹洞宗に改めるとともに、寺名も東光院と改めました。

文化年間(1804年~1818年)には、大阪十人両替の殿村平右衛門と中原庄兵衛の寄進により、禰天一州禅師が再興し、「南の四天王寺、北の東光院」と呼ばれるほど栄えました。

そして、1914年に阪急電鉄の創始者である小林一三氏に宅地開発が進みつつある宝塚線沿いに移転し、町の核となってほしいと請われ、別院があった現在地に移転しています。

この横に、「法要・祈禱・集印等のために、ご来山の方は参詣志納金は必要ありません」と但し書きがありますが、境内の環境保全のためとのことなので200円お支払い。(·∀·)b

しかし、よく考えると参拝は普通に拝観ですね。(·∀·)

本堂

実際には、一番奥にあるのですが、吉祥林・圓通殿とも呼ばれる本堂の様子です。

御本尊である薬師如来坐像の他、新西国三十三箇所第12番札所本尊の十一面観音立像、西国七福神の毘沙門天及び両脇侍像、平安時代の作で指定重要文化財の木像釈迦如来坐像等が安置されています。

ちなみに十一面観音立像は、後醍醐天皇の霊を鎮めるために南朝の女官たちが法華経八巻を写経し、こよりに編んで着せたことから通称「こより十一面観音」と呼ばれています。

尚、現在の本殿は、阪神淡路大震災で被災後、1991年に再建されたものです。

その他境内

三十三観音堂

1833年に多忙な商人や体の弱い人、女性のために設けられた霊場で、堂内には三十三体の観世音菩薩像とその脚下に各霊場のお砂と円坐石が安置されています。

また、御本尊として旧川崎東照宮の御本地仏で徳川家康公の信仰の篤い厄除薬師如来が安置されています。

毎年4月29日~5月5日まで、三十三観音まつり「お砂踏み巡拝」が開催されています。

東照閣仏舎利殿・あごなし地蔵堂

旧川崎東照宮の本堂で、1665年に建立された豊中市指定有形文化財。

連座する「あごなし地蔵尊」は、廃仏毀釈により廃寺に追い込まれた隠岐島の伴桂寺の住職である聯山祖芳が命を賭して守り抜き、師匠であった当時の東光院住職:大雄義寧禅師の元に届け、遷座されたものです。

ところで、「あごなし」の由来は、平安初期に隠岐島に流された小野篁卿が、阿古という農夫に身の回りの世話をしてもらったお礼にと、歯の病気に苦しんでいた阿古のために地蔵菩薩を刻み授けたところたちまち病が平癒し、卿も程なく都に召し返されたことから信仰を集め、「阿古なおし地蔵」が訛り「あごなし地蔵」と呼ばれる様になったそうです。

まだまだ見どころがたくさんあったので、本日はこのへんで…。(·∀·)

萩の寺 東光院 情報 by 関西御朱印 ブログ

大阪府豊中市南桜塚1-12-7

TEL:06-6852-3002

無休
拝観料 200円(萩まつり道了祭開催時 500円)
拝観時間 9:00~17:00
社務所受付時間 9:00~17:00
初穂料 通常御朱印 300円 切り絵御朱印 1,400円 立体御朱印 1,200円
公式ホームページ 東光院 萩の寺 【大阪・豊中】 新西国第十二番霊場・納骨・永代供養・永代水子供養 (haginotera.or.jp)
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ごくごくたまに折れちゃいますので、現在が3代目です。(·∀·)

敬老の日のプレゼントにも喜ばれること間違い無しです!

ABOUT ME
kimikan
55才のおじさんです。 体調を崩して、今年1月末に退職し、現在無職の日々を過ごしています。 せっかくの機会を活かし、新たに始めた関西近郊の御朱印収集を中心に、愛するペットや友人の子育て日記、グルメネタ等について日々綴っていこうとブログを開設しました。 拙い文章ですが、どうぞよろしくお付き合いください。

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