実は、銀閣寺に参拝したのは、私が御朱印収集を始めた初日のことでして、平安神宮からスタートして、南禅寺を経て銀閣寺と巡りました。
全徒歩なんで、あの頃は若かった…と懐かしむばかり。(·∀·)
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銀閣寺へ
南禅寺から銀閣寺には、これまた懐かしい哲学の道を通って向かうことができます。
哲学の道
哲学の道は、南は冷泉通若王子橋から北は今出川通銀閣寺橋まで続く約1.5Kmの散歩道。
元々は、1890年に琵琶湖疏水が完成した際に、管理用道路として設置されたものですが、当初は芝生が植えられている程度の道だったのが、疏水に沿って歩く散歩道として通行する人々がどんどん増加していったといいます。
明治に入ると、周辺に多数の文人が居を構えたため「文人の道」と称される様になり、その後、京都大学の哲学者である西田幾太郎氏や田辺元氏らが好んで散策し、思案を巡らせたことから「哲学の小径」「思索の道」とも呼ばれる様になりました。
1972年に、地元住民が砂利道の散策路として整備し、保存運動を進めるに際し、相談した結果、「哲学の道」と命名され、その名で親しまれています。
流るは琵琶湖疏水で、山側は自然の森、道中の木々は春は桜、初夏は緑、秋は紅葉と美しく彩られ、多くの人で賑わう場所です。
しかし、私の訪れた2月の始めには何もねぇ…。(·∀·)
願わくば、近くに居を構えた日本画家の橋本関雪氏が1921年に京都市に300本の桜の苗木を寄贈したのに始まる桜並木を拝みたかったところですが、冬には冬の情緒が溢れ、何より水が流れていると癒される…という私の祖先は河童なのでしょうか?(·∀·)
ところで、近年は廃業した喫茶店の跡地に住み着いたたくさんのネコでも有名になっているそうなので、ネコ好きの方も散策されてはいかがでしょうか?
銀閣寺 総門
ということで、南禅寺から哲学の道も含め、約2Kmほどあるいたところで、
銀閣寺の総門と呼ばれる山門が見えてまいりました。(·∀·)b
ちなみに、銀閣寺は古都京都の文化財の一部として世界遺産に登録されています。
創建
元々は室町幕府第八代将軍足利義政が息子である義尚に将軍職を譲ったのを機に、自身が移り住むために造営した東山殿であり、工事完成を待たずにここに移り、書画や茶の湯に親しむ風流な隠遁生活を過ごしたそうです。
書画にも茶の湯にも心得はないけど、羨ましい生活ですな…。(·∀·)
1490年に義政が亡くなると、義政の菩提を弔うために、東山殿を禅寺に改め、相国寺の末寺として慈照寺が創始されました。
従って、東山慈照寺というのが銀閣寺の正式名称となります。
銀閣寺垣・中門
参拝した頃は、ブログを書いていなかったので、写真が少ないことご了承ください。
総門を潜ると、銀閣寺垣と呼ばれる竹垣で囲まれた参道が50mほど続き、中門に辿り着きます。
中門を潜ったところで、拝観料を支払い、右手側の御朱印授与所に御朱印帳を預けると、拝観している間に御朱印を書き入れてくださり、帰り際に頂戴できるシステムです。(·∀·)b
観音殿【銀閣】(国宝)
なかなか効率的なシステムだなぁと感心してたら、いきなり国宝:観音殿と遭遇しちゃいました。(·∀·)b
この観音殿こそが、銀閣寺と呼ばれる所以となった「銀閣」と称されるものです。
銀じゃないけど…。(·∀·)
江戸時代以降、金閣と相して銀閣と呼ばれる様になったそうですが、銀箔が貼られていない理由には、「当初は銀箔を貼るつもりだったが、幕府の財政事情により断念した」説、「創建当初に銀箔を貼る予定だったが、その前に義政が亡くなってしまった」説、「外壁の漆が日光の加減で銀色に輝いてみえたから」説と諸説あります。
一層は「心空殿」と称する住宅風の造りで、二層は「潮音閣」と称する仏殿風の造りとなっており、観音菩薩坐像が安置されています。
その他境内
特別拝観期間以外は、堂内は拝観不可能なので、御本尊である釈迦牟尼仏が安置されている「方丈」を参拝した後は、ブラブラと20~30分かけて美しい庭園を鑑賞。(·∀·)b
ちなみに10月1日から2か月ほど予定されていた今年の秋の特別拝観は、コロナ禍のため残念ながら中止となっております。
銀沙灘
白砂を段形に盛り上げ、波紋を表現した庭園で、方丈前にあります。
錦鏡池
美しい庭園に華を添える錦鏡池。
やはり、水はイイ!(·∀·)b
お茶の井
義政公のお茶を入れるための水を汲んだと伝わる湧き水。
やはり、水はイイ!(·∀·)b
展望所
ちょっとした小高い坂道を登ると展望所があり、京都市内を見下ろせます。
洗月泉
錦鏡池の南東端にある滝で、山部山畔から流れ落ちる水を下段の庭に導きます。
やはり、水はイイ!(·∀·)b
と、水ばかりに興味を示しつつ、グルッと境内を一周して、
反対側から見た観音殿。
どうせなら中に入りたい…。(·∀·)
御朱印
境内一周後に授与所に預けた御朱印帳を引き取り、
直筆の御朱印を頂戴しました。
思えば、学生時代に原チャリで銀閣寺を観ようとして道に迷って辿り着けなかった…。
35年の時を超え、ようやく銀閣寺拝観を達成できました。
銀閣寺(慈照寺) 情報 by 関西御朱印 ブログ
京都市左京区銀閣寺町2
TEL:075-771-5725
無休
拝観料 高校生以上 500円 小・中学生 300円
拝観時間 3~11月 8:30~17:00(下山 17:20)
12~2月 9:00~16:30(下山 16:50)
授与所受付時間 9:00~17:00
初穂料 300円
公式ホームページ 銀閣寺 | 臨済宗相国寺派 (shokoku-ji.jp)
本日のおすすめ商品(スマホケース 手帳型 全機種対応 銀閣寺 観音殿)
なかなかレアな商品ということで掲載しました。
銀閣寺 観音殿がデザインされた手帳型スマホケースです!(·∀·)b
中学校の時の社会科教員に『本当は対抗して銀を貼るつもりだったけどお金が無くて貼れなかった』って言われて随分長い間私はそれを信じてましたよ…_(:3 」∠)_
間違いでは無いかも知れんけどなヾ(●^▽^●)ノ♪
でも、どっちかと言うとハナッから銀箔貼る気は無かったと思われる…