関西御朱印 ブログ
今年から始めた御朱印収集巡りを紹介していきます。たまに閑話休題でペットやグルメ、友人夫婦の子育て日記などについても書き込ますので併せてお楽しみください。
京都府 京都市 左京区

鞍馬寺 Vol.4 遂に辿り着いた本堂金堂域は、京都屈指のパワースポットでした!

鞍馬寺 Vol.4

本堂金堂域

休憩

ここまで、ノンストップで上がって来たので、まずは休憩して喉を潤したいところ。

いや、ちょっと何か違う…。(·∀·)

そうそうコレコレと絶景を見ながら、ベンチで休息。(·∀·)b

ホントは、ココからの風景を撮り忘れたので、道中から撮った風景ですけど。

創建

鞍馬寺の縁起によると、奈良時代末期の770年、奈良の唐招提寺の鑑真和上の高弟である鑑禎上人が、正月4日寅の夜の夢のお告げで山城国の北方に霊山があると聞き、霊山を訪ねて出かけたところ、鞍馬山の上方に宝の鞍を乗せた白馬を見ます。

しかし、白馬を追って鞍馬山に入った鑑禎上人は鬼女に襲われ、危うく殺されそうになり、あわやというところで枯れ木が倒れてきて、鬼女を押しつぶし、命を救われます。

翌朝になると、そこには毘沙門天の像があったので、鑑禎上人は毘沙門天を祀る草庵を結びました。

平安京遷都後の796年、造東寺長官であった藤原伊勢人が個人的に信仰する観世音を奉安する一宇の建立を念願していたところ、鑑禎上人同様に霊夢と白馬の導きにより、鞍馬山に辿り着きますが、そこには鑑禎上人が作った毘沙門天を祀る小祠がありました。

「自分は観世音を信仰しているのに、ここに祀られているのは毘沙門天ではないか」と訝しがった藤原伊勢人ですが、その夜の夢に一人の童子が現れ、「観音も毘沙門天も名前が違うだけで、実はもともと一つのものなのだ」と告げられたことから、新たに千手観音像を造り毘沙門天とともに安置し、鞍馬寺を創建したとされています。

ところで、鞍馬寺は寛平年間(889年~897年)に東寺の僧である峯延が入寺した頃から真言宗寺院となり、940年には鞍馬山の麓に宮中から由岐大明神が遷座され、由岐神社が建立され、鞍馬寺の鎮守社となります。

その後、12世紀には延暦寺のの僧である重怡が入寺し、保延年間(1135年~1140年)に天台宗に改宗し、以後は青蓮院の支配下に置かれます。

その後、火災による焼失や復興を繰り返し、1814年に一山円状の大火災により衰退し、日光輪王寺や青蓮院の末寺の地位に甘んじますが、明治の廃仏毀釈運動の後の復興事業を進めている最中の1945年に、本殿等を焼失。

逆に、これが機になったのか、幸いにして仏像等の文化財は豊富に残ったこともあり、当時の住職であった信楽香雲が、1947年に鞍馬弘教を開宗し、1949年に天台宗から独立し、鞍馬弘教総本山鞍馬寺として独立し、今日を迎えます。

本堂金堂

コチラが本堂金堂の様子。

御本尊は、「護法魔王尊」、「毘沙門天王」、「千手観音菩薩」でこの三仏を合せて「尊天」とされています。

境内で配布されていたリーフレットによれば、「尊天とは、この世に存在するすべてを生み出す宇宙生命、宇宙エネルギーで、その働きは慈愛と光明と活力となって現れる」とあり、「護法魔王尊」=(大地の霊王)活力の象徴、「毘沙門天王」=(太陽の精霊)光の象徴、「千手観世音菩薩」=(月の精霊)慈愛の象徴とされています。

ところで、「尊天」は秘仏のため、60年に一度、丙寅の年のみ開扉されるので、まあ常人ですと一生に一度しか拝見することはできません。

ちなみに、次回の丙寅の年は、2046年です。(·∀·)

本堂金堂内は、中に入って参拝可能ですが、撮影は禁止です。

金剛床

本殿金堂前の石畳の部分を「金剛床」と言い、御本尊である「尊天」の大地のエネルギーと天のエネルギーが融合して、新しいエネルギーが生まれるパワースポットとされています。

中でも、中心点にある六芒星のところに立って、両手を上げてパワーを頂戴するのが人気でそのパワーが最大になるのは5月の満月の夜に行われる「ウエサク祭」の日で、この夜はすごい人だかりとなるそうです。

本来は、修行の場だそうなので、あまりみんなで記念写真とかは不向きかも知れません。

阿吽の虎

Vol.1で、狛虎さんと書きましたが、阿吽の虎というのが正式名称です。(·∀·)b

御本尊の毘沙門天の使いである神獣として大切に扱われています。

翔雲臺

本殿金堂から金剛床等の前庭を挟み、比叡山を見る南側に張り出す様な形であるのが、翔雲臺ですが、注連縄が張られていて立ち入りできません。

ココでもなぜか絶景は撮影せず仕舞い…。(·∀·)

650万年前に、金星から「護法魔王尊」が地球に降り立った神聖な場所であり、護法魔王尊の体は、通常の人間とは異なる元素から成り、年齢は永遠の16歳だそうです。

ところで、翔雲臺の中心にある写真の石は、本殿金堂の後方から出土したもので、平安時代より鞍馬に伝えられた如法写経会の経巻を埋納した経塚の蓋石だったそうで、その下から発掘された経塚遺物二百余点は全て国宝に指定されています。

閼迦井護法善神社

本堂金堂東側に鎮座される神社で、平安時代に修行中の峯延上人を襲った二匹の大蛇の内、雄の大蛇を法力で倒すと、雌の大蛇は鞍馬寺の香水を守護することを誓ったので命を助け、その後二匹の大蛇が「閼迦井護法善神」の名で水の神として祀られる様になりました。

鞍馬寺 情報 by 関西御朱印 ブログ

京都市左京区鞍馬本町1074

TEL:075-741-2003

無休(※霊宝殿は毎週月曜日(祝日の際は翌日)定休・12/12~2/末休館)
愛山料 300円(高校生以上) 霊宝殿 200円 ケーブルカー寄進片道 200円
拝観時間 9:00~16:15
納経所受付時間 9:00~16:00
初穂料 300円 毘沙門天御出現一千二百五十年祈念特別御朱印 700円
公式ホームページ 総本山 鞍馬寺 (kuramadera.or.jp)

由岐神社 情報 by 関西御朱印 ブログ

京都市左京区鞍馬本町1073

TEL:075-741-1670

無休
参拝料 無料(※愛山料 300円(高校生以上))
参拝時間 9:00~16:15
社務所受付時間 9:00~16:15
初穂料 500円
公式ホームページ  火難除・子授安産・縁結び・病気平癒・厄除開運|京都鞍馬 由岐神社 (yukijinjya.jp)
本日のおすすめ商品(すべておまかせ ~京都・鞍馬寺94歳女性貫主が教える あるがままの生かされ方~)

鞍馬弘教開祖の信楽香雲氏のお嬢さんで現貫主である信楽香仁さん94歳の書かれた本。

年間30万人が救いと癒しを求めて訪れる日本屈指のパワーポイントの貫主が説く、「訪れる自然や世界の「めぐり」にすべておまかせすることで悩みや苦しみも不思議となくなっていきます」という幸福論です。

ABOUT ME
kimikan
55才のおじさんです。 体調を崩して、今年1月末に退職し、現在無職の日々を過ごしています。 せっかくの機会を活かし、新たに始めた関西近郊の御朱印収集を中心に、愛するペットや友人の子育て日記、グルメネタ等について日々綴っていこうとブログを開設しました。 拙い文章ですが、どうぞよろしくお付き合いください。

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