伊居太神社の参拝を終え、ようやく五月山第二駐車場から出庫することができました。
でも、2時間近く停めて400円だったので、さすが公共駐車場、割安ですね。
次の行き先を「omairi.com」さんで検索すると、高法寺さんが5分ほどなので向かってみることにしました。
高法寺へ
阪急池田駅方面に進み、細い道を右折すると、次も右折の指示ですが、見るからに細い道が直角に折れており、これ以上は危険と判断して、ちょうどあったコインパーキングへ。
最近、結構危険な目に遭うので、今日はひたすら危険察知能力を信じて行動しております。
徒歩で細い道を右折して後は、直進で、
高法寺の山門に到着しました。(·∀·)b
一応、隣に参拝者用駐車場がありましたが、これを利用するにはもう一本前の道を右折しないと無理だったのかなと…。
しかし、山号が「待兼山」とありますが、「待兼山」って豊中のイメージなんですが?
ところで、この山門の脇にあった道標、「みのを山 かちお寺 道」と書いてありますが、「箕面山 勝尾寺」のことでしたら、確かに方角は合っていると思われますが、到着するには相当な体力と根性がいりますぞ。(·∀·)
創建
元はやはり、豊中の待兼山の山頂に1556年に行基菩薩により開基されたのが始まりです。
しかし、1579年にまたまた織田信長の尼崎のろくでなし:荒木村重討伐の兵火に罹り寺は全焼し、御本尊の十一面観音立像は頭上仏の一部こそ損傷しましたが、何とか運び出され現在も高法寺の御本尊として安置されています。
1598年に静弁により、現在の場所に再興され、池田城主の祈願所として、或いは出城としての役割を果たしました。
本堂と御本尊
本堂の様子です。
御本尊として安置されているのは、先述の千手観音立像ですが、藤原時代の作とされ、池田市により重要文化財に指定されています。
また、脇侍として不動明王立像・弘法大師坐像が安置されています。
ちなみに、山号は豊中は「まちかねやま」ですが、ココでは「たいけんざん」だそうです。
本堂前にいらっしゃるのは、ちょっと色白の弘法大師様です。
本堂前左右に配置された鬼瓦(?)。
境内社
金毘羅社
船による流通が盛んになった際に、海運業者や商人により篤い信仰を集めた金毘羅社が、鎮座されているということは、この近くまで海があったのでしょうか?
稲荷社
稲荷社です。
扁額には「豊川大明神」とありました。
川田田福石碑
川田田福は、江戸時代中期の俳人で京都で呉服商を営んでいましたが、始めは貞門系の福田練石、後に与謝蕪村に師事し、蕪村の高弟として「蕪村句集」の跋を執筆しています。
後年には、池田にも呉服店を出店し、蕪村も何度か池田に通うとともに、弟子であった絵師の松村月渓が、海難事故で妻を失い、次いで父を亡くして傷心状態にある際に、川田田福を頼る様に勧め、月渓はしばらく川田田福の元で療養生活を送っています。
その際に、「呉服(くれは)の里」で新春を過ごしたことに因み、「呉春」と名乗る様になったことが、今でも池田市の銘酒として知られる「呉春」の名の由来とされています。
私も、学生時代の特別なイベント時には皆でお金を出し合って、「呉春」を購入したり、合宿の打ち上げで先輩に頂戴したり、随分とお世話になったお酒です。(·∀·)b
ちなみに阪急電鉄の創業者である小林一三氏は、蕪村に傾倒しており、1909年に池田に移り住んだそうで、現在も近くに小林一三記念館があります。
がんがら火祭り
1955年頃までは、高法寺でがんがら火祭りの準備を執り行い、半鐘を鳴らしていたとのことで、池田市の伝統に関与してきた寺院であると言えます。
御朱印
御朱印を頂戴しようとインターホンを鳴らすと、
庫裡の方から本堂に上げていただきました。
御本尊は、秘仏ということで拝めませんでしたが、本堂内の様子です。
ココにも賽銭箱があったので、御賽銭は二重払い…。(·∀·)
「大悲殿」と書き入れていただいた直筆の御朱印を頂戴しました。(·∀·)b
高法寺 情報 by 関西御朱印 ブログ
大阪府池田市綾羽1-1-9
TEL:072-751-4240
無休
拝観料 無料
拝観時間 日中
寺務所受付時間 日中(※お留守の場合あり)
初穂料 300円
公式ホームページ 池田市仏教会 » 寺院一覧 » 高法寺 (ikedashi-bukkyo.org)
(池田市仏教会)
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最近、私も御無沙汰しておりますが、話に出てきた池田の銘酒「呉春」をご紹介!
やわらかな口あたりでさわりのない飲み口で、ほのかな甘味と風味に、さりげない旨味を備えた本醸造酒です。(·∀·)b